バターの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年2月におけるバターの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より20.5ポイント上昇し119.1。前月との比較では0.1ポイント上昇。上がったのは3ケ月連続。

最大値・・・119.1(2024年2月)
最小値・・・98.5(2022年11月)
平均値・・・101.1
標準偏差・・4.45

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のバターの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のバターの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年2月日本地図でみる都道府県別のバターの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1箱･200g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のバターの表のから2024年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とバターの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のバターの値段・価格と2024年2月の安値ランキング

2024年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のバターの値段・価格[単位:1箱･200g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は516円。標準偏差は23円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は4.5%。バターの変動係数をその他の品目と比較したところ、バターは地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

バターの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は14。同様に、下落した都市の数は12、変化のない都市の数は55となりました。
81都市の中でバターの値段が最も安い都市のランキング第1位は462円[単位:1箱･200g]の伊丹市。同様に、バターの値段が最も高い都市は559円の盛岡市、次いで556円の札幌市、543円の前橋市の順です。また、最も高い盛岡市と最も安い伊丹市との価格差は97円となっています。

バターの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年2月 2024年1月 2024年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1箱･200g、順位]

都市名	2023年2月	2024年1月	2024年2月	ランキング (安値順)
札幌市	451	556	556	80
函館市	486	529	529	53
旭川市	429	483	537	65
青森市	440	532	527	40
盛岡市	440	559	559	81
仙台市	370	495	505	20
八戸市	430	538	538	76
秋田市	426	523	523	38
山形市	398	484	484	11
福島市	452	516	537	65
郡山市	429	516	516	34
水戸市	446	489	505	20
日立市	430	528	528	48
宇都宮市	408	489	505	20
小山市	429	505	505	20
前橋市	452	543	543	79
さいたま市	436	522	522	37
熊谷市	429	463	463	2
川口市	430	517	463	2
所沢市	375	528	528	48
千葉市	386	473	505	20
佐倉市	420	474	506	27
浦安市	419	537	537	65
東京都区部	436	523	511	31
八王子市	440	527	527	40
立川市	440	528	484	11
府中市	430	495	495	16
横浜市	431	517	527	40
川崎市	408	516	516	34
相模原市	407	473	473	5
横須賀市	429	531	531	57
新潟市	408	537	537	65
長岡市	408	537	537	65
富山市	442	479	468	4
金沢市	453	516	516	34
福井市	445	512	512	32
甲府市	443	528	528	48
長野市	431	485	485	14
松本市	431	485	485	14
岐阜市	408	527	527	40
静岡市	429	499	483	9
浜松市	429	537	537	65
富士市	397	482	482	8
名古屋市	429	521	537	65
岡崎市	429	483	483	9
津市	392	516	532	59
松阪市	443	495	495	16
大津市	430	523	512	32
京都市	426	530	530	55
大阪市	436	519	525	39
堺市	436	534	534	63
枚方市	429	527	527	40
東大阪市	429	537	537	65
神戸市	398	502	502	19
姫路市	430	531	531	57
西宮市	443	532	532	59
伊丹市	429	516	462	1
奈良市	429	527	527	40
和歌山市	443	530	530	55
鳥取市	442	537	537	65
松江市	376	495	495	16
岡山市	387	473	473	5
広島市	429	523	533	61
福山市	429	538	538	76
山口市	435	538	533	61
宇部市	428	537	527	40
徳島市	434	538	538	76
高松市	440	505	505	20
松山市	403	506	506	27
今治市	419	537	537	65
高知市	430	516	527	40
福岡市	381	484	484	11
北九州市	437	528	528	48
佐賀市	409	507	507	29
長崎市	435	529	507	29
佐世保市	429	537	537	65
熊本市	430	523	534	63
大分市	386	473	473	5
宮崎市	436	529	529	53
鹿児島市	435	537	528	48
那覇市	430	505	505	20

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。