バターの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年5月におけるバターの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より9.3ポイント上昇し120.5。前月との比較では0.3ポイント上昇。上がったのは2ケ月連続。

最大値・・・120.5(2024年5月)
最小値・・・98.5(2022年11月)
平均値・・・102
標準偏差・・5.69

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のバターの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のバターの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年6月日本地図でみる都道府県別のバターの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1箱･200g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のバターの表のから2024年6月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とバターの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のバターの値段・価格と2024年6月の安値ランキング

2024年6月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のバターの値段・価格[単位:1箱･200g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は519円。標準偏差は23円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は4.4%。バターの変動係数をその他の品目と比較したところ、バターは地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

バターの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は9。同様に、下落した都市の数は9、変化のない都市の数は63となりました。
81都市の中でバターの値段が最も安い都市のランキング第1位は431円[単位:1箱･200g]の川口市、次いで462円の岡崎市、466円の宇都宮市の順です。同様に、バターの値段が最も高い都市は559円の盛岡市。また、最も高い盛岡市と最も安い川口市との価格差は128円となっています。

バターの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年6月 2024年5月 2024年6月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1箱･200g、順位]

都市名	2023年6月	2024年5月	2024年6月	ランキング (安値順)
札幌市	516	556	556	79
函館市	495	529	529	52
旭川市	516	556	556	79
青森市	429	527	527	39
盛岡市	549	559	559	81
仙台市	456	495	495	11
八戸市	430	538	538	72
秋田市	490	523	523	35
山形市	463	484	484	8
福島市	511	516	516	24
郡山市	483	537	516	24
水戸市	500	522	522	32
日立市	484	528	528	46
宇都宮市	457	482	466	3
小山市	473	505	505	17
前橋市	494	543	543	78
さいたま市	473	506	522	32
熊谷市	430	473	473	4
川口市	474	517	431	1
所沢市	463	528	528	46
千葉市	456	501	501	15
佐倉市	474	517	517	28
浦安市	494	537	537	62
東京都区部	483	524	520	30
八王子市	494	527	527	39
立川市	494	528	528	46
府中市	484	505	516	24
横浜市	496	527	527	39
川崎市	483	483	516	24
相模原市	483	483	500	14
横須賀市	496	531	531	55
新潟市	445	537	537	62
長岡市	462	537	537	62
富山市	463	522	522	32
金沢市	495	533	533	58
福井市	496	533	533	58
甲府市	490	528	528	46
長野市	453	507	507	21
松本市	453	485	485	10
岐阜市	494	510	527	39
静岡市	488	510	510	22
浜松市	496	537	537	62
富士市	448	482	482	7
名古屋市	505	537	537	62
岡崎市	429	505	462	2
津市	456	532	532	57
松阪市	495	528	528	46
大津市	489	512	512	23
京都市	490	530	523	35
大阪市	488	522	524	38
堺市	478	534	534	60
枚方市	494	527	527	39
東大阪市	494	537	537	62
神戸市	463	502	502	16
姫路市	494	531	531	55
西宮市	485	532	518	29
伊丹市	483	505	505	17
奈良市	489	527	527	39
和歌山市	490	530	523	35
鳥取市	537	537	537	62
松江市	457	495	495	11
岡山市	473	473	473	4
広島市	468	538	538	72
福山市	484	538	538	72
山口市	501	538	538	72
宇部市	483	537	537	62
徳島市	516	538	538	72
高松市	473	532	521	31
松山市	462	506	506	20
今治市	516	537	537	62
高知市	501	527	527	39
福岡市	456	478	484	8
北九州市	502	538	538	72
佐賀市	473	495	495	11
長崎市	473	529	529	52
佐世保市	429	527	537	62
熊本市	491	480	534	60
大分市	429	473	473	4
宮崎市	496	529	529	52
鹿児島市	496	528	528	46
那覇市	473	505	505	17

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。