煮干しの価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2024年における煮干しの消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比28.5%増の148.8。8年連続の増加。1990年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の煮干しの値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の煮干しの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年日本地図でみる都道府県別の煮干しの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の煮干しの表のから2024年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と煮干しの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の煮干しの値段・価格と2024年の安値ランキング

2024年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の煮干しの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は340円。標準偏差は52円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は16.1%。煮干しの変動係数をその他の品目と比較した結果、煮干しの地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注4)。

煮干しの前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は80。同様に、下落した都市の数は1、変化のない都市の数は0となりました。
2024年において、81都市の中で煮干しの値段が最も安い都市のランキング第1位は206円[単位:100g]の宮崎市、次いで211円の旭川市、234円の水戸市の順です。同様に、煮干しの値段が最も高い都市は477円の高松市、次いで450円の那覇市、421円の伊丹市の順です。また、最も高い高松市と最も安い宮崎市との価格差は271円となっています。

煮干しの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2022年 2023年 2024年ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2022年	2023年	2024年	ランキング (安値順)
札幌市	251	272	343	38
函館市	222	240	350	43
旭川市	203	203	211	2
青森市	218	257	318	24
盛岡市	289	285	336	35
仙台市	224	261	311	20
八戸市	236	243	322	27
秋田市	225	236	315	23
山形市	223	248	359	55
福島市	227	247	355	51
郡山市	223	242	295	16
水戸市	181	192	234	3
日立市	207	237	294	15
宇都宮市	220	240	309	19
小山市	224	266	355	51
前橋市	327	318	326	28
さいたま市	260	316	420	78
熊谷市	313	320	380	65
川口市	234	237	354	49
所沢市	239	268	353	48
千葉市	221	243	314	22
佐倉市	207	262	415	74
浦安市	246	290	401	73
東京都区部	244	284	377	63
八王子市	235	256	348	41
立川市	221	265	378	64
府中市	243	274	383	68
横浜市	213	246	336	35
川崎市	241	294	417	75
相模原市	208	225	327	30
横須賀市	218	244	332	32
新潟市	219	258	320	25
長岡市	217	236	332	32
富山市	238	258	369	60
金沢市	219	229	334	34
福井市	261	282	306	18
甲府市	180	213	271	9
長野市	220	227	339	37
松本市	247	291	374	62
岐阜市	221	245	354	49
静岡市	195	253	311	20
浜松市	230	268	352	44
富士市	187	213	321	26
名古屋市	240	269	329	31
岡崎市	287	317	384	69
津市	210	240	287	12
松阪市	202	196	259	8
大津市	221	259	326	28
京都市	231	266	362	57
大阪市	247	277	357	54
堺市	262	283	361	56
枚方市	217	258	344	39
東大阪市	276	281	387	70
神戸市	245	271	362	57
姫路市	191	256	372	61
西宮市	296	331	368	59
伊丹市	256	306	421	79
奈良市	211	245	352	44
和歌山市	247	258	352	44
鳥取市	241	298	419	77
松江市	200	200	303	17
岡山市	222	264	397	72
広島市	194	236	348	41
福山市	209	279	345	40
山口市	174	267	356	53
宇部市	247	299	382	66
徳島市	232	265	390	71
高松市	338	380	477	81
松山市	198	234	352	44
今治市	225	293	417	75
高知市	212	259	382	66
福岡市	181	207	287	12
北九州市	173	204	257	7
佐賀市	156	193	235	4
長崎市	218	254	278	10
佐世保市	208	225	255	6
熊本市	175	192	244	5
大分市	171	194	287	12
宮崎市	158	175	206	1
鹿児島市	345	349	280	11
那覇市	294	394	450	80

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。