いかの価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2024年におけるいかの消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比4.2%増の142.8。4年連続の増加。1990年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のいかの値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のいかの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年日本地図でみる都道府県別のいかの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記のいかの表のから2024年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名といかの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のいかの値段・価格と2024年の安値ランキング

2024年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別のいかの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は228円。標準偏差は41円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は17.1%。いかの変動係数をその他の品目と比較すると、いかは地域差が大きいことがわかります。(表下・注4)。

いかの前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は59。同様に、下落した都市の数は22、変化のない都市の数は0となりました。
2024年において、81都市の中でいかの値段が最も安い都市のランキング第1位は108円[単位:100g]の那覇市、次いで151円の鳥取市、163円の福山市の順です。同様に、いかの値段が最も高い都市は350円の福岡市、次いで324円の佐賀市、316円の佐世保市の順です。また、最も高い福岡市と最も安い那覇市との価格差は242円となっています。

いかの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2022年 2023年 2024年ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2022年	2023年	2024年	ランキング (安値順)
札幌市	183	224	252	64
函館市	220	263	228	48
旭川市	199	258	287	73
青森市	138	190	211	29
盛岡市	184	215	243	56
仙台市	181	245	249	62
八戸市	163	182	211	29
秋田市	148	187	205	22
山形市	171	205	231	50
福島市	167	208	213	34
郡山市	163	192	201	18
水戸市	161	162	190	8
日立市	175	196	189	7
宇都宮市	187	246	247	60
小山市	190	214	225	46
前橋市	164	217	211	29
さいたま市	174	223	237	52
熊谷市	160	210	219	41
川口市	174	237	215	38
所沢市	197	251	229	49
千葉市	178	225	244	57
佐倉市	146	176	213	34
浦安市	164	245	279	71
東京都区部	182	231	252	64
八王子市	193	235	240	55
立川市	173	236	253	66
府中市	166	209	225	46
横浜市	171	212	238	53
川崎市	208	217	238	53
相模原市	214	257	267	69
横須賀市	159	171	191	10
新潟市	142	167	199	14
長岡市	154	177	197	13
富山市	172	206	220	42
金沢市	154	185	208	26
福井市	165	204	202	19
甲府市	195	258	250	63
長野市	138	169	209	27
松本市	159	182	200	17
岐阜市	162	204	220	42
静岡市	188	236	255	67
浜松市	177	201	214	36
富士市	147	216	259	68
名古屋市	169	208	217	39
岡崎市	183	231	214	36
津市	167	216	210	28
松阪市	173	197	199	14
大津市	176	191	218	40
京都市	189	211	220	42
大阪市	165	202	205	22
堺市	161	198	234	51
枚方市	163	195	193	11
東大阪市	170	198	199	14
神戸市	178	204	223	45
姫路市	184	218	248	61
西宮市	172	204	184	5
伊丹市	181	209	211	29
奈良市	161	201	204	21
和歌山市	178	265	245	58
鳥取市	122	155	151	2
松江市	222	222	281	72
岡山市	157	209	211	29
広島市	137	180	177	4
福山市	134	155	163	3
山口市	256	285	293	74
宇部市	292	284	297	75
徳島市	156	239	202	19
高松市	179	232	205	22
松山市	201	234	207	25
今治市	180	223	195	12
高知市	156	219	190	8
福岡市	292	326	350	81
北九州市	316	359	313	77
佐賀市	216	224	324	80
長崎市	321	338	315	78
佐世保市	247	285	316	79
熊本市	213	235	245	58
大分市	243	295	305	76
宮崎市	212	229	278	70
鹿児島市	178	167	187	6
那覇市	94	111	108	1

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。