いかの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年7月におけるいかの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より11.9ポイント低下し127.9。前月との比較では11.1ポイント低下。下がったのは3ケ月連続。

最大値・・・165(2025年4月)
最小値・・・89.9(2020年7月)
平均値・・・122.8
標準偏差・・20.43

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のいかの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のいかの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年7月日本地図でみる都道府県別のいかの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のいかの表のから2025年7月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名といかの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のいかの値段・価格と2025年7月の安値ランキング

2025年7月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のいかの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は204円。標準偏差は50円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は24.5%。いかの変動係数をその他の品目と比較すると、いかは地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

いかの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は24。同様に、下落した都市の数は54、変化のない都市の数は1となりました。
79都市の中でいかの値段が最も安い都市のランキング第1位は131円[単位:100g]の郡山市、次いで144円の松本市、145円の那覇市の順です。同様に、いかの値段が最も高い都市は347円の宇部市、次いで341円の北九州市、333円の大分市の順です。また、最も高い宇部市と最も安い郡山市との価格差は216円となっています。

いかの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年7月 2025年6月 2025年7月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2024年7月	2025年6月	2025年7月	ランキング (安値順)
札幌市	232	215	207	52
函館市	246	344	257	67
旭川市	173	297	246	65
青森市	184	186	172	21
盛岡市	233	297	306	73
仙台市	200	244	177	28
八戸市	199	169	167	16
秋田市	188	187	166	15
山形市	245	220	197	44
福島市	187	175	154	7
郡山市	229	205	131	1
水戸市	204	215	176	25
日立市	173	223	159	9
宇都宮市	182	198	212	58
小山市	192	234	176	25
前橋市	188	198	179	29
さいたま市	246	221	207	52
熊谷市	252	231	159	9
川口市	215	214	171	19
所沢市	370	233	207	52
千葉市	231	186	188	37
浦安市	321	206	187	36
東京都区部	254	240	203	50
八王子市	254	229	163	12
立川市	269	271	210	56
府中市	194	305	221	62
横浜市	238	208	182	34
川崎市	254	214	201	46
相模原市	242	184	175	22
新潟市	182	154	148	5
長岡市	175	161	158	8
富山市	227	162	165	14
金沢市	215	167	190	39
福井市	216	214	210	56
甲府市	231	223	234	64
長野市	184	149	146	4
松本市	209	175	144	2
岐阜市	234	184	170	18
静岡市	207	195	181	31
浜松市	210	217	218	61
富士市	301	226	253	66
名古屋市	222	199	194	41
豊橋市		197	201	46
津市	238	192	184	35
松阪市	261	197	223	63
大津市	239	214	175	22
京都市	228	193	171	19
大阪市	197	205	169	17
堺市	219	254	194	41
枚方市	179	187	175	22
東大阪市	179	212	149	6
神戸市	234	226	163	12
姫路市	282	248	269	71
西宮市	141	225	201	46
伊丹市	238	209	192	40
奈良市	206	187	215	60
和歌山市	237	195	199	45
鳥取市	141	146	181	31
松江市	388	157	179	29
岡山市	194	207	212	58
広島市	132	170	159	9
福山市	149	157	189	38
山口市	322	294	305	72
宇部市	369	315	347	79
徳島市	202	204	194	41
高松市	208	227	201	46
松山市	198	180	176	25
今治市	149	227	181	31
高知市	146	169	206	51
福岡市	401	349	325	76
北九州市	407	367	341	78
佐賀市	319	341	315	74
長崎市	306	257	262	70
佐世保市	304	320	320	75
熊本市	264	222	259	69
大分市	290	317	333	77
宮崎市	300	232	257	67
鹿児島市	-	216	208	55
那覇市	112	146	145	3

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。