さんまの価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年におけるさんまの消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比19.7%増の149.7。5年連続の増加。1990年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のさんまの値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のさんまの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別のさんまの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記のさんまの表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とさんまの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のさんまの値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別のさんまの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は191円。標準偏差は21円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は14.8%。さんまの変動係数をその他の品目と比較した結果、さんまの地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注4)。

さんまの前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は80。同様に、下落した都市の数は1、変化のない都市の数は0となりました。
2023年において、81都市の中でさんまの値段が最も安い都市のランキング第1位は121円[単位:100g]の盛岡市、次いで145円の水戸市、149円の那覇市の順です。同様に、さんまの値段が最も高い都市は257円の高知市、次いで248円の岡崎市、229円の松山市の順です。また、最も高い高知市と最も安い盛岡市との価格差は136円となっています。

さんまの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	141	179	200	59
函館市	120	129	208	64
旭川市	135	171	205	61
青森市	124	159	165	7
盛岡市	107	125	121	1
仙台市	148	169	193	47
八戸市	128	145	177	19
秋田市	127	147	157	4
山形市	135	157	182	27
福島市	173	184	210	67
郡山市	141	149	179	23
水戸市	132	132	145	2
日立市	134	170	186	35
宇都宮市	152	172	212	71
小山市	157	159	183	29
前橋市	147	150	176	16
さいたま市	149	150	192	44
熊谷市	161	166	190	40
川口市	146	155	178	20
所沢市	159	173	210	67
千葉市	151	160	189	38
佐倉市	141	148	173	12
浦安市	152	161	192	44
東京都区部	145	154	185	33
八王子市	129	134	185	33
立川市	152	160	195	49
府中市	110	132	168	9
横浜市	147	155	180	24
川崎市	156	176	191	42
相模原市	133	142	167	8
横須賀市	155	161	172	11
新潟市	121	145	174	13
長岡市	124	160	199	57
富山市	162	179	197	56
金沢市	146	166	206	62
福井市	165	173	196	52
甲府市	158	176	221	77
長野市	145	152	183	29
松本市	139	147	174	13
岐阜市	153	175	216	73
静岡市	148	156	211	69
浜松市	147	162	204	60
富士市	138	154	180	24
名古屋市	157	190	199	57
岡崎市	179	191	248	80
津市	151	188	220	76
松阪市	138	159	190	40
大津市	143	165	194	48
京都市	149	161	184	32
大阪市	150	163	180	24
堺市	160	164	176	16
枚方市	161	158	196	52
東大阪市	157	152	169	10
神戸市	145	166	178	20
姫路市	173	188	195	49
西宮市	160	168	175	15
伊丹市	154	173	189	38
奈良市	144	146	186	35
和歌山市	129	130	157	4
鳥取市	133	165	196	52
松江市	135	156	178	20
岡山市	134	163	192	44
広島市	140	143	195	49
福山市	144	167	183	29
山口市	152	160	182	27
宇部市	153	170	206	62
徳島市	135	161	196	52
高松市	156	175	212	71
松山市	162	176	229	79
今治市	148	165	191	42
高知市	148	167	257	81
福岡市	176	184	218	74
北九州市	172	178	208	64
佐賀市	173	169	219	75
長崎市	130	146	160	6
佐世保市	161	154	176	16
熊本市	175	181	211	69
大分市	173	157	209	66
宮崎市	129	174	221	77
鹿児島市	160	148	187	37
那覇市	128	133	149	3

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。