さばの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年2月におけるさばの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より5.0ポイント低下し118.9。前月との比較では12.4ポイント低下。下がったのは2ケ月ぶり。

最大値・・・131.3(2024年1月)
最小値・・・94(2017年7月)
平均値・・・106.1
標準偏差・・9.05

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のさばの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のさばの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年2月日本地図でみる都道府県別のさばの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のさばの表のから2024年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とさばの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のさばの値段・価格と2024年2月の安値ランキング

2024年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のさばの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は135円。標準偏差は20円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は14.8%。さばの変動係数をその他の品目と比較した結果、さばの価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

さばの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は21。同様に、下落した都市の数は58、変化のない都市の数は2となりました。
81都市の中でさばの値段が最も安い都市のランキング第1位は77円[単位:100g]の旭川市、次いで82円の札幌市、106円の水戸市の順です。同様に、さばの値段が最も高い都市は190円の高松市、次いで186円の那覇市、182円の徳島市の順です。また、最も高い高松市と最も安い旭川市との価格差は113円となっています。

さばの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年2月 2024年1月 2024年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2023年2月	2024年1月	2024年2月	ランキング (安値順)
札幌市	77	96	82	2
函館市	145	163	170	76
旭川市	80	101	77	1
青森市	128	127	108	4
盛岡市	99	110	110	6
仙台市	131	154	135	45
八戸市	127	134	129	34
秋田市	135	160	113	10
山形市	125	139	143	58
福島市	131	149	113	10
郡山市	114	117	125	22
水戸市	110	104	106	3
日立市	146	175	150	65
宇都宮市	134	141	133	42
小山市	149	157	126	25
前橋市	113	144	109	5
さいたま市	124	140	130	37
熊谷市	135	188	125	22
川口市	120	136	112	8
所沢市	178	189	137	50
千葉市	149	128	132	41
佐倉市	120	125	112	8
浦安市	119	150	124	20
東京都区部	134	149	142	56
八王子市	121	123	127	30
立川市	123	149	147	62
府中市	128	157	145	61
横浜市	130	144	128	32
川崎市	135	133	129	34
相模原市	144	157	153	68
横須賀市	110	134	136	48
新潟市	105	123	110	6
長岡市	120	122	117	12
富山市	150	158	174	77
金沢市	141	154	128	32
福井市	144	167	154	70
甲府市	126	160	126	25
長野市	123	133	118	13
松本市	112	153	120	15
岐阜市	159	132	122	17
静岡市	124	150	134	44
浜松市	145	137	125	22
富士市	111	116	118	13
名古屋市	142	150	131	39
岡崎市	161	134	150	65
津市	147	134	129	34
松阪市	128	137	135	45
大津市	148	152	140	53
京都市	151	158	136	48
大阪市	140	140	143	58
堺市	141	152	131	39
枚方市	139	154	157	71
東大阪市	147	151	135	45
神戸市	153	140	142	56
姫路市	136	157	123	19
西宮市	140	129	144	60
伊丹市	124	147	141	55
奈良市	126	130	126	25
和歌山市	191	188	176	78
鳥取市	127	123	121	16
松江市	147	138	122	17
岡山市	140	143	139	51
広島市	172	172	162	73
福山市	119	139	126	25
山口市	198	183	163	74
宇部市	202	188	149	64
徳島市	168	179	182	79
高松市	178	176	190	81
松山市	162	165	139	51
今治市	160	154	133	42
高知市	172	159	168	75
福岡市	180	159	159	72
北九州市	161	159	147	62
佐賀市	139	142	130	37
長崎市	126	138	140	53
佐世保市	164	154	126	25
熊本市	184	152	153	68
大分市	128	136	124	20
宮崎市	195	167	127	30
鹿児島市	138	136	150	65
那覇市	133	182	186	80

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。