さばの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年1月におけるさばの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より3.6ポイント低下し127.7。前月との比較では4.1ポイント上昇。上がったのは3ケ月連続。

最大値・・・131.3(2024年1月)
最小値・・・94.4(2021年3月)
平均値・・・108.9
標準偏差・・10.57

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のさばの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のさばの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年2月日本地図でみる都道府県別のさばの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のさばの表のから2025年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とさばの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のさばの値段・価格と2025年2月の安値ランキング

2025年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のさばの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は147円。標準偏差は19円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は12.9%。さばの変動係数をその他の品目と比較した結果、さばの価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

さばの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は41。同様に、下落した都市の数は37、変化のない都市の数は1となりました。
79都市の中でさばの値段が最も安い都市のランキング第1位は93円[単位:100g]の旭川市、次いで99円の札幌市、113円の水戸市の順です。同様に、さばの値段が最も高い都市は205円の高知市、次いで186円の高松市、185円の佐世保市の順です。また、最も高い高知市と最も安い旭川市との価格差は112円となっています。

さばの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年2月 2025年1月 2025年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2024年2月	2025年1月	2025年2月	ランキング (安値順)
札幌市	82	92	99	2
函館市	170	143	168	68
旭川市	77	83	93	1
青森市	108	134	154	58
盛岡市	110	117	122	8
仙台市	135	159	157	61
八戸市	129	140	145	37
秋田市	113	163	150	50
山形市	143	162	171	70
福島市	113	187	175	73
郡山市	125	141	140	26
水戸市	106	105	113	3
日立市	150	162	133	17
宇都宮市	133	156	149	47
小山市	126	159	158	62
前橋市	109	141	119	5
さいたま市	130	136	134	19
熊谷市	125	133	121	6
川口市	112	120	130	12
所沢市	137	122	130	12
千葉市	132	138	135	20
浦安市	124	126	142	30
東京都区部	142	150	148	42
八王子市	127	145	139	24
立川市	147	151	148	42
府中市	145	166	165	66
横浜市	128	154	150	50
川崎市	129	143	133	17
相模原市	153	158	135	20
新潟市	110	125	135	20
長岡市	117	137	130	12
富山市	174	192	180	75
金沢市	128	145	143	33
福井市	154	177	179	74
甲府市	126	138	156	60
長野市	118	133	141	27
松本市	120	139	146	40
岐阜市	122	147	151	53
静岡市	134	143	149	47
浜松市	125	140	148	42
富士市	118	137	130	12
名古屋市	131	137	145	37
豊橋市		141	141	27
津市	129	135	125	10
松阪市	135	135	136	23
大津市	140	129	144	35
京都市	136	137	141	27
大阪市	143	143	148	42
堺市	131	160	145	37
枚方市	157	137	142	30
東大阪市	135	153	142	30
神戸市	142	151	152	54
姫路市	123	158	147	41
西宮市	144	149	150	50
伊丹市	141	127	121	6
奈良市	126	140	132	16
和歌山市	176	187	149	47
鳥取市	121	155	143	33
松江市	122	143	155	59
岡山市	139	149	148	42
広島市	162	165	171	70
福山市	126	118	123	9
山口市	163	176	162	64
宇部市	149	160	170	69
徳島市	182	172	163	65
高松市	190	177	186	78
松山市	139	163	158	62
今治市	133	169	144	35
高知市	168	167	205	79
福岡市	159	144	153	56
北九州市	147	142	152	54
佐賀市	130	122	115	4
長崎市	140	146	166	67
佐世保市	126	138	185	77
熊本市	153	170	181	76
大分市	124	114	127	11
宮崎市	127	138	139	24
鹿児島市	150	124	153	56
那覇市	186	192	174	72

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。