さばの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年9月におけるさばの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より6.5ポイント上昇し125.5。前月との比較では0.7ポイント低下。下がったのは4ケ月ぶり。

最大値・・・131.3(2024年1月)
最小値・・・94.4(2021年3月)
平均値・・・108.2
標準偏差・・10.28

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のさばの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のさばの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年9月日本地図でみる都道府県別のさばの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のさばの表のから2024年9月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とさばの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のさばの値段・価格と2024年9月の安値ランキング

2024年9月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のさばの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は142円。標準偏差は24円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は16.9%。さばの変動係数をその他の品目と比較すると、さばは地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

さばの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は36。同様に、下落した都市の数は40、変化のない都市の数は5となりました。
81都市の中でさばの値段が最も安い都市のランキング第1位は83円[単位:100g]の旭川市、次いで89円の札幌市、98円の八戸市の順です。同様に、さばの値段が最も高い都市は222円の高松市、次いで196円の那覇市、188円の高知市の順です。また、最も高い高松市と最も安い旭川市との価格差は139円となっています。

さばの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年9月 2024年8月 2024年9月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2023年9月	2024年8月	2024年9月	ランキング (安値順)
札幌市	87	65	89	2
函館市	156	171	146	48
旭川市	73	70	83	1
青森市	128	142	130	26
盛岡市	114	115	114	9
仙台市	128	140	140	40
八戸市	101	115	98	3
秋田市	134	126	131	28
山形市	131	135	122	17
福島市	116	123	134	32
郡山市	111	110	105	4
水戸市	98	113	109	6
日立市	137	141	117	12
宇都宮市	138	129	137	35
小山市	141	132	142	42
前橋市	114	110	105	4
さいたま市	136	140	138	38
熊谷市	126	149	128	22
川口市	125	142	118	14
所沢市	155	159	128	22
千葉市	131	134	133	31
佐倉市	119	130	117	12
浦安市	130	131	113	7
東京都区部	130	151	142	42
八王子市	118	148	134	32
立川市	137	146	130	26
府中市	162	167	155	56
横浜市	139	143	140	40
川崎市	130	136	126	21
相模原市	153	140	143	45
横須賀市	116	154	113	7
新潟市	110	132	116	10
長岡市	85	132	139	39
富山市	154	180	178	76
金沢市	162	137	171	73
福井市	158	160	153	54
甲府市	132	189	125	19
長野市	133	123	119	15
松本市	136	131	121	16
岐阜市	104	128	147	49
静岡市	131	139	135	34
浜松市	121	123	132	29
富士市	122	131	137	35
名古屋市	141	134	128	22
岡崎市	131	153	165	68
津市	142	141	125	19
松阪市	127	127	137	35
大津市	129	159	159	61
京都市	140	154	148	50
大阪市	127	142	142	42
堺市	122	158	159	61
枚方市	145	135	158	58
東大阪市	146	161	166	70
神戸市	141	145	145	46
姫路市	141	163	157	57
西宮市	129	150	150	52
伊丹市	137	144	160	64
奈良市	134	109	132	29
和歌山市	206	168	179	77
鳥取市	137	142	158	58
松江市	129	152	166	70
岡山市	146	137	148	50
広島市	158	149	174	74
福山市	119	121	122	17
山口市	162	149	154	55
宇部市	142	135	162	65
徳島市	158	177	165	68
高松市	171	180	222	81
松山市	153	179	186	78
今治市	163	174	176	75
高知市	157	173	188	79
福岡市	143	157	164	67
北九州市	153	152	159	61
佐賀市	111	120	116	10
長崎市	161	160	150	52
佐世保市	112	160	145	46
熊本市	149	140	162	65
大分市	137	155	129	25
宮崎市	166	166	170	72
鹿児島市	146	170	158	58
那覇市	160	192	196	80

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。