さばの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年11月におけるさばの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より15.4ポイント上昇し137.5。前月との比較では1.6ポイント上昇。上がったのは2ケ月連続。

最大値・・・138.1(2025年3月)
最小値・・・94.4(2021年3月)
平均値・・・114.1
標準偏差・・12.4

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のさばの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のさばの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年11月日本地図でみる都道府県別のさばの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のさばの表のから2025年11月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とさばの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のさばの値段・価格と2025年11月の安値ランキング

2025年11月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のさばの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は154円。標準偏差は24円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は15.6%。さばの変動係数をその他の品目と比較した結果、さばの価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

さばの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は43。同様に、下落した都市の数は33、変化のない都市の数は3となりました。
79都市の中でさばの値段が最も安い都市のランキング第1位は74円[単位:100g]の札幌市、次いで84円の旭川市、115円の水戸市の順です。同様に、さばの値段が最も高い都市は238円の高松市、次いで213円の那覇市、199円の高知市の順です。また、最も高い高松市と最も安い札幌市との価格差は164円となっています。

さばの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年11月 2025年10月 2025年11月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2024年11月	2025年10月	2025年11月	ランキング (安値順)
札幌市	69	65	74	1
函館市	148	211	188	75
旭川市	88	96	84	2
青森市	107	155	139	16
盛岡市	114	140	145	27
仙台市	136	147	151	35
八戸市	107	123	118	5
秋田市	132	161	155	40
山形市	134	141	163	55
福島市	129	143	132	9
郡山市	139	148	160	46
水戸市	109	122	115	3
日立市	135	131	166	59
宇都宮市	117	161	177	68
小山市	151	221	164	56
前橋市	100	123	134	10
さいたま市	128	159	143	21
熊谷市	134	132	127	7
川口市	120	137	125	6
所沢市	118	124	149	32
千葉市	143	145	145	27
浦安市	119	155	143	21
東京都区部	139	157	156	41
八王子市	127	161	128	8
立川市	153	168	161	47
府中市	122	185	179	69
横浜市	136	156	154	39
川崎市	123	161	157	42
相模原市	137	155	149	32
新潟市	106	135	135	12
長岡市	107	132	116	4
富山市	168	214	180	71
金沢市	137	153	161	47
福井市	159	171	173	65
甲府市	130	172	162	52
長野市	102	151	148	31
松本市	128	140	142	19
岐阜市	156	136	134	10
静岡市	144	148	161	47
浜松市	142	147	143	21
富士市	129	141	135	12
名古屋市	138	138	152	37
豊橋市		167	157	42
津市	131	148	139	16
松阪市	136	158	164	56
大津市	120	158	142	19
京都市	159	155	162	52
大阪市	132	148	143	21
堺市	167	143	167	62
枚方市	131	160	161	47
東大阪市	154	154	159	44
神戸市	145	181	180	71
姫路市	152	150	150	34
西宮市	137	146	147	29
伊丹市	144	139	141	18
奈良市	149	140	144	26
和歌山市	179	153	161	47
鳥取市	140	129	147	29
松江市	140	170	174	66
岡山市	156	141	162	52
広島市	168	153	159	44
福山市	125	132	143	21
山口市	155	214	166	59
宇部市	183	170	171	63
徳島市	169	160	181	73
高松市	190	223	238	79
松山市	175	142	151	35
今治市	182	158	172	64
高知市	157	189	199	77
福岡市	147	180	166	59
北九州市	160	162	164	56
佐賀市	115	132	138	15
長崎市	141	149	153	38
佐世保市	139	177	184	74
熊本市	175	170	190	76
大分市	133	133	135	12
宮崎市	160	164	179	69
鹿児島市	149	155	176	67
那覇市	192	196	213	78

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。