さばの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年5月におけるさばの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より9.6ポイント低下し116.5。前月との比較では5.3ポイント低下。下がったのは2ケ月連続。

最大値・・・131.3(2024年1月)
最小値・・・94(2017年7月)
平均値・・・107.1
標準偏差・・9.57

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のさばの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のさばの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年6月日本地図でみる都道府県別のさばの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のさばの表のから2024年6月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とさばの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のさばの値段・価格と2024年6月の安値ランキング

2024年6月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のさばの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は133円。標準偏差は20円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は15%。さばの変動係数をその他の品目と比較した結果、さばの価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

さばの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は39。同様に、下落した都市の数は34、変化のない都市の数は8となりました。
81都市の中でさばの値段が最も安い都市のランキング第1位は78円[単位:100g]の札幌市、次いで79円の旭川市、101円の新潟市の順です。同様に、さばの値段が最も高い都市は196円の那覇市、次いで175円の徳島市、173円の富山市の順です。また、最も高い那覇市と最も安い札幌市との価格差は118円となっています。

さばの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年6月 2024年5月 2024年6月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2023年6月	2024年5月	2024年6月	ランキング (安値順)
札幌市	74	80	78	1
函館市	158	143	152	69
旭川市	91	79	79	2
青森市	114	136	136	48
盛岡市	119	115	115	13
仙台市	113	138	134	47
八戸市	110	122	127	31
秋田市	107	127	132	45
山形市	124	138	128	33
福島市	124	131	124	25
郡山市	126	107	107	4
水戸市	99	95	108	6
日立市	137	149	129	38
宇都宮市	138	126	137	50
小山市	122	141	147	62
前橋市	107	101	113	10
さいたま市	135	118	122	24
熊谷市	117	104	124	25
川口市	118	106	109	8
所沢市	144	116	143	57
千葉市	135	114	120	20
佐倉市	110	106	110	9
浦安市	123	103	119	18
東京都区部	124	128	132	45
八王子市	115	126	121	21
立川市	135	135	139	52
府中市	113	132	128	33
横浜市	134	132	130	41
川崎市	128	117	117	16
相模原市	137	138	128	33
横須賀市	105	107	107	4
新潟市	93	108	101	3
長岡市	109	101	116	14
富山市	166	173	173	79
金沢市	120	140	124	25
福井市	136	147	165	74
甲府市	127	127	129	38
長野市	118	117	121	21
松本市	119	113	121	21
岐阜市	127	119	118	17
静岡市	135	114	124	25
浜松市	114	112	125	30
富士市	111	107	116	14
名古屋市	139	131	129	38
岡崎市	149	160	139	52
津市	128	136	138	51
松阪市	135	128	140	54
大津市	138	134	124	25
京都市	146	128	131	42
大阪市	138	138	145	61
堺市	122	127	140	54
枚方市	142	145	128	33
東大阪市	130	154	153	70
神戸市	151	144	143	57
姫路市	133	128	143	57
西宮市	146	135	131	42
伊丹市	129	147	151	66
奈良市	135	134	113	10
和歌山市	191	165	167	76
鳥取市	132	136	128	33
松江市	140	134	131	42
岡山市	156	138	141	56
広島市	153	175	144	60
福山市	110	123	113	10
山口市	136	152	148	65
宇部市	142	164	151	66
徳島市	171	177	175	80
高松市	183	185	167	76
松山市	139	168	155	72
今治市	146	173	167	76
高知市	129	167	153	70
福岡市	164	148	136	48
北九州市	175	139	155	72
佐賀市	128	116	108	6
長崎市	141	136	127	31
佐世保市	126	159	166	75
熊本市	141	147	147	62
大分市	127	111	119	18
宮崎市	161	133	147	62
鹿児島市	132	143	151	66
那覇市	152	192	196	81

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。