パーマネント代の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年におけるパーマネント代の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比2.3%増の102.8。14年連続の増加。1990年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のパーマネント代の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のパーマネント代の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別のパーマネント代の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1回]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記のパーマネント代の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とパーマネント代の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のパーマネント代の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別のパーマネント代の値段・価格[単位:1回]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は8,544円。標準偏差は1,036円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は12.4%。パーマネント代の変動係数をその他の品目と比較した結果、パーマネント代の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注4)。

パーマネント代の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は35。同様に、下落した都市の数は6、変化のない都市の数は6となりました。
2023年において、47都市の中でパーマネント代の値段が最も安い都市のランキング第1位は5,700円[単位:1回]の那覇市、次いで6,063円の宮崎市、6,850円の甲府市の順です。同様に、パーマネント代の値段が最も高い都市は11,527円の宇都宮市、次いで10,425円の水戸市、9,935円の高松市の順です。また、最も高い宇都宮市と最も安い那覇市との価格差は5,827円となっています。

パーマネント代の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1回、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	8,011	8,019	8,715	27
青森市	7,200	7,299	7,475	6
盛岡市	7,047	7,591	7,675	10
仙台市	8,579	8,576	8,576	21
秋田市	7,800	8,075	8,410	18
山形市	7,400	7,400	7,483	7
福島市	8,938	8,938	8,938	31
水戸市	10,425	10,425	10,425	46
宇都宮市	10,768	11,219	11,527	47
前橋市	8,264	8,264	8,433	19
さいたま市	8,718	8,735	9,050	35
千葉市	8,442	8,460	8,981	34
東京都区部	9,404	9,432	9,575	42
横浜市	8,677	8,983	9,367	40
新潟市	8,874	8,923	8,944	32
富山市	9,243	9,298	9,325	38
金沢市	8,204	8,354	8,536	20
福井市	8,892	8,944	9,694	43
甲府市	6,840	6,850	6,850	3
長野市	7,976	8,034	8,263	15
岐阜市	9,700	9,700	9,804	44
静岡市	7,417	7,494	7,575	8
名古屋市	7,784	7,844	7,873	11
津市	8,965	8,690	8,739	29
大津市	9,398	9,398	9,365	39
京都市	8,627	8,631	8,667	25
大阪市	8,563	8,680	8,733	28
神戸市	8,546	8,285	8,576	21
奈良市	9,350	9,185	9,392	41
和歌山市	8,375	8,399	8,371	16
鳥取市	8,500	8,500	8,594	23
松江市	9,204	8,700	8,649	24
岡山市	8,248	8,207	8,257	14
広島市	7,679	7,748	8,692	26
山口市	8,218	8,218	8,115	13
徳島市	6,975	7,408	8,401	17
高松市	9,820	9,820	9,935	45
松山市	6,788	6,794	7,252	5
高知市	8,700	8,914	8,928	30
福岡市	8,602	8,746	9,155	37
佐賀市	8,417	8,875	9,104	36
長崎市	7,825	7,533	6,950	4
熊本市	8,679	8,630	8,959	33
大分市	7,663	7,663	7,907	12
宮崎市	6,988	6,192	6,063	2
鹿児島市	7,347	7,588	7,588	9
那覇市	5,667	5,700	5,700	1

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。