メモリーカードの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年11月におけるメモリーカードの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より2.3ポイント低下し81.4。前月との比較では0.3ポイント低下。下がったのは2ケ月ぶり。

最大値・・・105.4(2020年5月)
最小値・・・79.9(2025年9月)
平均値・・・87
標準偏差・・6.73

下表は地域別(都市別)のメモリーカードの値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都市のメモリーカードの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年11月日本地図でみる都道府県別のメモリーカードの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1枚･16GB]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のメモリーカードの表のから2025年11月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とメモリーカードの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のメモリーカードの値段・価格と2025年11月の安値ランキング

2025年11月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のメモリーカードの値段・価格[単位:1枚･16GB]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は9,673円。標準偏差は2,558円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は26.4%。メモリーカードの変動係数をその他の品目と比較すると、メモリーカードは地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

メモリーカードの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は13。同様に、下落した都市の数は22、変化のない都市の数は12となりました。
47都市の中でメモリーカードの値段が最も安い都市のランキング第1位は4,896円[単位:1枚･16GB]の甲府市、次いで4,989円の長野市、5,199円の和歌山市の順です。同様に、メモリーカードの値段が最も高い都市は13,966円の新潟市、次いで13,787円の宇都宮市、13,237円の秋田市の順です。また、最も高い新潟市と最も安い甲府市との価格差は9,070円となっています。

メモリーカードの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年11月 2025年10月 2025年11月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1枚･16GB、順位]

都市名	2024年11月	2025年10月	2025年11月	ランキング (安値順)
札幌市	13,002	13,059	13,141	44
青森市	12,313	12,577	11,862	36
盛岡市	12,870	12,738	12,738	42
仙台市	12,134	9,242	9,330	21
秋田市	13,237	13,237	13,237	45
山形市	9,629	9,691	10,461	27
福島市	7,796	6,216	7,096	9
水戸市	10,553	7,709	7,216	10
宇都宮市	8,762	11,851	13,787	46
前橋市	9,673	9,709	9,709	25
さいたま市	9,220	9,418	8,289	14
千葉市	12,276	12,715	12,709	41
東京都区部	8,556	6,463	6,423	7
横浜市	10,947	9,868	10,137	26
新潟市	8,129	12,980	13,966	47
富山市	6,829	5,755	5,445	5
金沢市	11,433	11,513	11,513	31
福井市	12,313	7,993	6,520	8
甲府市	5,296	5,589	4,896	1
長野市	6,422	5,923	4,989	2
岐阜市	10,428	10,681	10,527	28
静岡市	9,173	12,833	12,118	38
名古屋市	7,886	8,946	8,990	19
津市	7,463	11,647	11,646	34
大津市	6,629	6,563	6,280	6
京都市	6,156	5,500	5,400	4
大阪市	9,925	10,382	10,591	29
神戸市	8,059	7,164	7,784	13
奈良市	11,213	12,577	11,862	36
和歌山市	4,705	5,199	5,199	3
鳥取市	8,429	8,721	9,378	22
松江市	6,963	8,783	8,783	17
岡山市	10,126	10,052	9,271	20
広島市	8,080	7,204	7,346	11
山口市	7,812	10,457	8,895	18
徳島市	10,096	10,386	9,550	23
高松市	7,063	7,679	7,679	12
松山市	12,980	12,980	12,980	43
高知市	12,393	11,506	11,128	30
福岡市	10,789	8,230	8,318	15
佐賀市	12,430	11,884	11,513	31
長崎市	12,100	12,045	11,513	31
熊本市	9,980	9,687	9,687	24
大分市	12,870	12,247	12,247	39
宮崎市	6,869	8,812	8,445	16
鹿児島市	12,540	12,247	12,247	39
那覇市	9,796	11,799	11,799	35

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。