自動車タイヤの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年10月における自動車タイヤの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より1.3ポイント低下し112.7。前月との比較では0.1ポイント低下。下がったのは4ケ月連続。この水準となったのは2023年4月以来、実に1年6カ月ぶり。

最大値・・・114.1(2023年12月)
最小値・・・95(2018年8月)
平均値・・・103.1
標準偏差・・6.55

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の自動車タイヤの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の自動車タイヤの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年10月日本地図でみる都道府県別の自動車タイヤの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の自動車タイヤの表のから2024年10月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と自動車タイヤの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の自動車タイヤの値段・価格と2024年10月の安値ランキング

2024年10月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の自動車タイヤの値段・価格[単位:1本]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は20,258円。標準偏差は2,423円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は12%。自動車タイヤの変動係数をその他の品目と比較した結果、自動車タイヤの価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

自動車タイヤの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は6。同様に、下落した都市の数は4、変化のない都市の数は37となりました。
47都市の中で自動車タイヤの値段が最も安い都市のランキング第1位は15,200円[単位:1本]の那覇市、次いで16,330円の奈良市、16,635円の静岡市の順です。同様に、自動車タイヤの値段が最も高い都市は28,655円の青森市、次いで25,619円の札幌市、23,218円の仙台市の順です。また、最も高い青森市と最も安い那覇市との価格差は13,455円となっています。

自動車タイヤの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年10月 2024年9月 2024年10月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1本、順位]

都市名	2023年10月	2024年9月	2024年10月	ランキング (安値順)
札幌市	17,070	17,070	25,619	46
青森市	28,655	23,210	28,655	47
盛岡市	20,735	19,333	19,333	18
仙台市	21,505	23,210	23,218	45
秋田市	20,000	20,000	20,000	23
山形市	21,470	21,470	21,470	34
福島市	21,105	22,605	22,605	43
水戸市	17,655	17,655	17,655	6
宇都宮市	19,415	19,030	19,030	15
前橋市	22,220	20,585	20,585	26
さいたま市	23,155	23,210	23,210	44
千葉市	22,072	22,072	22,072	38
東京都区部	18,336	18,474	18,474	12
横浜市	22,405	22,405	22,405	41
新潟市	24,585	22,495	22,495	42
富山市	20,635	21,785	19,667	19
金沢市	20,250	19,850	19,850	20
福井市	22,080	22,080	22,080	39
甲府市	21,405	19,850	19,850	20
長野市	21,405	20,905	20,905	28
岐阜市	19,920	19,920	19,920	22
静岡市	23,165	20,510	16,635	3
名古屋市	18,656	18,656	18,656	14
津市	19,220	19,330	19,330	17
大津市	21,580	22,080	22,080	39
京都市	20,323	21,318	21,318	32
大阪市	20,992	21,047	21,047	31
神戸市	21,010	21,010	21,010	30
奈良市	17,705	18,343	16,330	2
和歌山市	20,755	20,755	20,755	27
鳥取市	22,825	21,450	21,450	33
松江市	19,690	19,830	21,000	29
岡山市	19,111	15,606	16,985	5
広島市	19,570	20,076	20,076	24
山口市	23,505	21,830	21,830	36
徳島市	21,040	21,790	21,790	35
高松市	17,700	17,700	17,700	7
松山市	20,935	18,295	18,370	10
高知市	22,005	22,005	22,005	37
福岡市	18,450	18,450	18,450	11
佐賀市	20,955	16,955	16,955	4
長崎市	19,250	19,250	19,250	16
熊本市	18,400	20,260	20,205	25
大分市	18,180	18,145	18,145	9
宮崎市	20,705	18,580	18,580	13
鹿児島市	17,868	17,868	17,868	8
那覇市	15,700	15,200	15,200	1

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。