予防接種料の価格の推移

1. 月次指数(全国)と都市別安値ランキング

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年1月における予防接種料の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より前年同月と全く同じ101.9。前月と同水準。

最大値・・・101.9(2025年1月)
最小値・・・97.6(2018年9月)
平均値・・・100.2
標準偏差・・1.58

下表は地域別(都市別)の予防接種料の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都市の予防接種料の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年1月日本地図でみる都道府県別の予防接種料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1回]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の予防接種料の表のから2025年1月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と予防接種料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の予防接種料の値段・価格と2025年1月の安値ランキング

2025年1月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の予防接種料の値段・価格[単位:1回]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は4,267円。標準偏差は642円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は15%。予防接種料の変動係数をその他の品目と比較した結果、予防接種料の価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

予防接種料の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は2。同様に、下落した都市の数は3、変化のない都市の数は42となりました。
47都市の中で予防接種料の値段が最も安い都市のランキング第1位は3,000円[単位:1回]の高知市、次いで3,250円の鳥取市、3,450円の福岡市の順です。同様に、予防接種料の値段が最も高い都市は5,830円の神戸市、次いで5,610円の福島市、5,500円の宇都宮市の順です。また、最も高い神戸市と最も安い高知市との価格差は2,830円となっています。

予防接種料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年1月 2024年12月 2025年1月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1回、順位]

都市名	2024年1月	2024年12月	2025年1月	ランキング (安値順)
札幌市	3,500	3,650	3,500	4
青森市	3,500	3,500	3,500	4
盛岡市	5,075	5,165	5,165	43
仙台市	4,430	4,430	4,430	30
秋田市	4,600	4,550	4,550	33
山形市	3,000	3,650	3,650	8
福島市	5,525	5,610	5,610	46
水戸市	4,825	4,825	4,825	37
宇都宮市	5,500	5,500	5,500	45
前橋市	4,115	4,115	4,115	23
さいたま市	4,125	4,075	4,075	22
千葉市	4,900	4,900	4,900	39
東京都区部	4,400	4,400	4,400	29
横浜市	-	3,675	3,850	13
新潟市	4,206	4,206	4,206	24
富山市	4,450	4,450	4,450	31
金沢市	3,450	3,510	3,510	6
福井市	4,335	4,335	4,335	26
甲府市	3,550	3,550	3,550	7
長野市	3,890	3,890	3,890	14
岐阜市	3,615	3,615	3,650	8
静岡市	5,445	5,005	5,005	42
名古屋市	3,675	3,675	3,675	11
津市	4,400	4,400	3,950	16
大津市	4,595	4,670	4,670	34
京都市	4,500	4,500	4,360	28
大阪市	5,280	5,280	5,280	44
神戸市	5,467	5,830	5,830	47
奈良市	4,175	4,230	4,230	25
和歌山市	3,750	3,750	3,750	12
鳥取市	3,250	3,250	3,250	2
松江市	3,500	4,000	4,000	21
岡山市	3,900	3,900	3,900	15
広島市	4,125	4,860	4,860	38
山口市	4,950	4,950	4,950	41
徳島市	3,850	3,950	3,950	16
高松市	5,053	4,341	4,341	27
松山市	3,400	3,650	3,650	8
高知市	3,350	3,000	3,000	1
福岡市	3,450	3,450	3,450	3
佐賀市	4,750	4,800	4,800	36
長崎市	4,920	4,920	4,920	40
熊本市	3,950	3,950	3,950	16
大分市	4,455	4,520	4,520	32
宮崎市	3,950	3,950	3,950	16
鹿児島市	3,950	3,950	3,950	16
那覇市	4,675	4,675	4,675	35

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。