婦人用着物の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年2月における婦人用着物の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より1.7ポイント上昇し104.0。前月との比較では0.1ポイント低下。下がったのは3ケ月連続。

最大値・・・104.8(2023年8月)
最小値・・・97.1(2017年1月)
平均値・・・99.6
標準偏差・・2.1

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の婦人用着物の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の婦人用着物の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年2月日本地図でみる都道府県別の婦人用着物の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1枚]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の婦人用着物の表のから2024年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と婦人用着物の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の婦人用着物の値段・価格と2024年2月の安値ランキング

2024年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の婦人用着物の値段・価格[単位:1枚]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は312,988円。標準偏差は52,373円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は16.7%。婦人用着物の変動係数をその他の品目と比較すると、婦人用着物は地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

婦人用着物の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は4。同様に、下落した都市の数は3、変化のない都市の数は40となりました。
47都市の中で婦人用着物の値段が最も安い都市のランキング第1位は198,600円[単位:1枚]の水戸市、次いで226,600円の大分市、227,000円の宮崎市の順です。同様に、婦人用着物の値段が最も高い都市は436,833円の横浜市、次いで434,333円の岐阜市、406,616円の岡山市の順です。また、最も高い横浜市と最も安い水戸市との価格差は238,233円となっています。

婦人用着物の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年2月 2024年1月 2024年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1枚、順位]

都市名	2023年2月	2024年1月	2024年2月	ランキング (安値順)
札幌市	313,550	334,050	334,050	33
青森市	276,167	276,167	276,167	12
盛岡市	445,267	301,400	301,400	23
仙台市	320,408	376,283	376,283	42
秋田市	316,067	316,067	316,067	27
山形市	285,933	286,667	286,667	15
福島市	264,000	271,333	271,333	11
水戸市	198,600	198,600	198,600	1
宇都宮市	311,667	267,667	267,667	8
前橋市	336,477	336,477	336,477	34
さいたま市	261,500	248,850	261,500	7
千葉市	321,475	356,500	332,750	32
東京都区部	306,134	326,596	329,215	31
横浜市	428,833	436,833	436,833	47
新潟市	256,747	280,747	280,747	14
富山市	268,480	262,320	268,480	10
金沢市	243,850	243,850	243,850	5
福井市	298,667	322,000	322,000	29
甲府市	289,667	300,667	300,667	22
長野市	378,583	357,700	357,700	37
岐阜市	434,333	434,333	434,333	46
静岡市	267,667	278,667	278,667	13
名古屋市	340,633	364,767	364,767	39
津市	342,000	342,000	323,667	30
大津市	281,000	260,000	260,000	6
京都市	360,684	347,484	393,525	44
大阪市	315,005	307,672	307,672	25
神戸市	390,853	382,333	382,333	43
奈良市	287,833	291,133	291,133	17
和歌山市	287,333	287,333	287,333	16
鳥取市	303,600	303,600	303,600	24
松江市	343,667	343,667	343,667	35
岡山市	406,616	406,616	406,616	45
広島市	335,500	368,500	368,500	41
山口市	234,667	242,000	242,000	4
徳島市	258,333	268,333	268,333	9
高松市	300,228	300,228	300,228	21
松山市	311,667	311,667	311,667	26
高知市	300,000	300,000	300,000	20
福岡市	299,750	299,750	299,750	19
佐賀市	293,333	293,333	293,333	18
長崎市	349,000	349,000	349,000	36
熊本市	368,133	368,133	368,133	40
大分市	256,300	256,300	226,600	2
宮崎市	223,667	227,000	227,000	3
鹿児島市	359,333	359,333	359,333	38
那覇市	298,815	320,815	320,815	28

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。