婦人用着物の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年9月における婦人用着物の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より0.8ポイント低下し103.8。前月との比較では0.2ポイント低下。下がったのは2ケ月連続。

最大値・・・104.8(2023年8月)
最小値・・・97.3(2019年2月)
平均値・・・100.5
標準偏差・・2.34

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の婦人用着物の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の婦人用着物の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年9月日本地図でみる都道府県別の婦人用着物の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1枚]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の婦人用着物の表のから2024年9月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と婦人用着物の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の婦人用着物の値段・価格と2024年9月の安値ランキング

2024年9月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の婦人用着物の値段・価格[単位:1枚]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は316,782円。標準偏差は55,649円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は17.6%。婦人用着物の変動係数をその他の品目と比較すると、婦人用着物は地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

婦人用着物の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は3。同様に、下落した都市の数は4、変化のない都市の数は40となりました。
47都市の中で婦人用着物の値段が最も安い都市のランキング第1位は198,600円[単位:1枚]の水戸市、次いで226,600円の大分市、236,933円のさいたま市の順です。同様に、婦人用着物の値段が最も高い都市は437,433円の横浜市、次いで434,333円の岐阜市、414,333円の津市の順です。また、最も高い横浜市と最も安い水戸市との価格差は238,833円となっています。

婦人用着物の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年9月 2024年8月 2024年9月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1枚、順位]

都市名	2023年9月	2024年8月	2024年9月	ランキング (安値順)
札幌市	334,050	313,550	313,550	24
青森市	276,167	276,167	276,167	13
盛岡市	413,900	376,933	376,933	41
仙台市	316,283	376,283	376,283	40
秋田市	316,067	316,067	316,067	26
山形市	286,667	286,667	286,667	15
福島市	264,000	271,333	271,333	12
水戸市	198,600	198,600	198,600	1
宇都宮市	256,667	262,167	262,167	9
前橋市	336,477	336,477	369,000	39
さいたま市	261,500	240,950	236,933	3
千葉市	356,500	332,750	332,750	31
東京都区部	321,044	344,849	339,592	32
横浜市	436,833	437,433	437,433	47
新潟市	256,747	256,747	256,747	6
富山市	268,480	268,480	268,480	11
金沢市	243,850	243,850	243,850	4
福井市	322,000	322,000	322,000	28
甲府市	300,667	309,100	309,100	23
長野市	378,583	357,700	357,700	35
岐阜市	434,333	434,333	434,333	46
静岡市	278,667	278,667	278,667	14
名古屋市	364,767	392,333	389,033	42
津市	342,000	414,333	414,333	45
大津市	260,000	260,000	260,000	8
京都市	343,084	374,405	365,084	37
大阪市	307,672	314,010	314,010	25
神戸市	390,853	369,000	396,400	43
奈良市	291,133	291,133	291,133	17
和歌山市	287,333	287,333	287,333	16
鳥取市	303,600	303,600	303,600	22
松江市	343,667	316,000	323,667	29
岡山市	406,616	406,616	406,616	44
広島市	356,000	356,000	356,000	34
山口市	242,000	259,333	259,333	7
徳島市	268,333	268,333	268,333	10
高松市	300,228	300,228	300,228	21
松山市	311,667	330,000	330,000	30
高知市	300,000	300,000	300,000	20
福岡市	308,000	299,750	299,750	19
佐賀市	293,333	293,333	293,333	18
長崎市	349,000	349,000	349,000	33
熊本市	368,133	368,133	368,133	38
大分市	256,300	226,600	226,600	2
宮崎市	227,000	244,333	244,333	5
鹿児島市	359,333	359,333	359,333	36
那覇市	298,815	318,815	318,815	27

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。