フライパンの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年6月におけるフライパンの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より1.5ポイント上昇し115.4。前月との比較では0.3ポイント上昇。上がったのは2ケ月連続。

最大値・・・115.4(2024年6月)
最小値・・・98(2017年6月)
平均値・・・103.2
標準偏差・・6.25

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のフライパンの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のフライパンの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年6月日本地図でみる都道府県別のフライパンの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1個]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のフライパンの表のから2024年6月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とフライパンの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のフライパンの値段・価格と2024年6月の安値ランキング

2024年6月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のフライパンの値段・価格[単位:1個]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は1,881円。標準偏差は456円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は24.2%。フライパンの変動係数をその他の品目と比較すると、フライパンは地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

フライパンの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は8。同様に、下落した都市の数は5、変化のない都市の数は34となりました。
47都市の中でフライパンの値段が最も安い都市のランキング第1位は1,087円[単位:1個]の熊本市、次いで1,180円の富山市、1,188円の岡山市の順です。同様に、フライパンの値段が最も高い都市は2,911円の大津市、次いで2,908円の青森市、2,847円の鳥取市の順です。また、最も高い大津市と最も安い熊本市との価格差は1,824円となっています。

フライパンの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年6月 2024年5月 2024年6月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1個、順位]

都市名	2023年6月	2024年5月	2024年6月	ランキング (安値順)
札幌市	1,896	1,951	1,951	28
青森市	2,724	2,724	2,908	46
盛岡市	2,178	2,178	2,178	38
仙台市	1,738	2,206	2,206	39
秋田市	2,141	2,325	2,508	41
山形市	1,582	1,582	1,582	12
福島市	1,701	2,105	2,031	31
水戸市	1,401	1,335	1,335	7
宇都宮市	1,611	1,611	1,611	15
前橋市	1,523	1,693	1,593	13
さいたま市	2,165	2,108	2,108	34
千葉市	1,676	1,462	1,487	9
東京都区部	1,653	1,658	1,653	17
横浜市	1,547	1,501	1,537	10
新潟市	1,381	2,112	2,112	35
富山市	1,168	1,180	1,180	2
金沢市	1,491	1,742	1,742	21
福井市	2,618	2,545	2,545	43
甲府市	1,298	1,298	1,298	5
長野市	1,775	1,775	1,775	23
岐阜市	1,848	1,848	1,848	24
静岡市	2,062	1,896	1,896	26
名古屋市	1,454	1,454	1,454	8
津市	2,282	2,529	2,529	42
大津市	2,655	2,911	2,911	47
京都市	1,619	1,674	1,674	18
大阪市	1,851	1,896	1,905	27
神戸市	1,954	1,954	1,987	30
奈良市	1,057	1,601	1,601	14
和歌山市	1,518	1,558	1,558	11
鳥取市	2,717	2,847	2,847	45
松江市	1,995	1,995	1,958	29
岡山市	1,188	1,188	1,188	3
広島市	1,752	1,752	1,752	22
山口市	2,159	1,792	2,159	37
徳島市	1,738	1,188	1,188	3
高松市	2,288	2,581	2,581	44
松山市	1,848	2,105	2,105	33
高知市	1,628	1,628	1,628	16
福岡市	2,116	2,116	2,116	36
佐賀市	1,982	1,705	1,705	19
長崎市	2,501	2,365	2,365	40
熊本市	1,052	1,079	1,087	1
大分市	1,161	1,329	1,329	6
宮崎市	1,763	1,720	1,720	20
鹿児島市	1,921	2,068	2,068	32
那覇市	1,935	1,969	1,895	25

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。