大工手間代の価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における大工手間代の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比1.3%増の102.3。7年連続の増加。1990年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の大工手間代の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の大工手間代の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の大工手間代の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1日]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の大工手間代の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と大工手間代の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の大工手間代の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の大工手間代の値段・価格[単位:1日]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は21,099円。標準偏差は2,894円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は15.3%。大工手間代の変動係数をその他の品目と比較した結果、大工手間代の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注4)。

大工手間代の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は36。同様に、下落した都市の数は7、変化のない都市の数は38となりました。
2023年において、81都市の中で大工手間代の値段が最も安い都市のランキング第1位は15,000円[単位:1日]の鹿児島市、次いで16,300円の高知市、16,500円の今治市の順です。同様に、大工手間代の値段が最も高い都市は27,903円の甲府市、次いで27,775円の京都市、27,375円の仙台市の順です。また、最も高い甲府市と最も安い鹿児島市との価格差は12,903円となっています。

大工手間代の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1日、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	26,400	26,400	26,400	77
函館市	21,000	20,900	20,442	35
旭川市	20,000	21,167	22,000	56
青森市	22,550	22,550	24,108	68
盛岡市	21,435	21,435	21,904	55
仙台市	26,125	26,125	27,375	79
八戸市	15,750	19,333	21,333	46
秋田市	18,550	19,583	20,250	33
山形市	19,700	20,067	20,938	39
福島市	20,500	20,792	21,000	41
郡山市	25,000	25,000	25,000	70
水戸市	21,500	20,500	19,725	25
日立市	16,500	17,000	17,292	8
宇都宮市	20,444	20,444	20,444	36
小山市	20,000	20,000	20,917	38
前橋市	18,000	18,000	23,542	66
さいたま市	23,500	25,013	26,258	76
熊谷市	20,000	20,000	20,000	26
川口市	22,000	22,000	22,000	56
所沢市	22,000	20,500	20,000	26
千葉市	22,875	22,625	21,500	48
佐倉市	16,000	16,000	19,500	22
浦安市	23,000	24,833	25,000	70
東京都区部	20,728	21,100	21,656	50
八王子市	18,000	18,000	18,000	12
立川市	18,000	18,000	18,000	12
府中市	20,000	20,000	20,000	26
横浜市	22,000	22,000	22,000	56
川崎市	26,880	26,880	26,880	78
相模原市	20,000	20,563	24,750	69
横須賀市	22,000	22,000	22,000	56
新潟市	21,885	21,885	22,327	63
長岡市	19,000	20,000	20,000	26
富山市	22,000	21,500	19,000	19
金沢市	18,500	18,500	18,500	18
福井市	16,639	16,639	17,161	6
甲府市	25,703	26,712	27,903	81
長野市	19,000	19,000	19,000	19
松本市	19,800	21,267	22,000	56
岐阜市	18,000	18,000	18,083	16
静岡市	23,815	23,815	23,815	67
浜松市	18,350	18,350	18,350	17
富士市	25,259	25,259	25,259	73
名古屋市	21,750	21,208	21,208	44
岡崎市	25,000	25,000	25,000	70
津市	17,685	17,685	17,685	11
松阪市	18,000	18,000	19,667	24
大津市	21,898	21,898	21,898	53
京都市	26,923	26,771	27,775	80
大阪市	20,696	21,253	21,418	47
堺市	21,750	21,750	21,750	51
枚方市	18,000	18,000	18,000	12
東大阪市	19,000	19,500	22,000	56
神戸市	26,000	26,000	26,000	75
姫路市	18,325	21,900	21,900	54
西宮市	22,000	22,000	22,000	56
伊丹市	21,000	21,000	21,000	41
奈良市	20,000	20,667	21,750	51
和歌山市	20,100	20,100	20,200	32
鳥取市	18,831	18,831	19,049	21
松江市	21,313	21,450	23,192	65
岡山市	20,000	20,000	20,000	26
広島市	20,350	20,350	20,350	34
福山市	18,000	18,000	18,000	12
山口市	20,000	21,000	21,500	48
宇部市	23,100	23,100	23,100	64
徳島市	16,300	16,508	17,213	7
高松市	17,359	17,359	17,359	9
松山市	16,500	16,500	17,417	10
今治市	15,000	15,750	16,500	3
高知市	16,300	16,300	16,300	2
福岡市	21,120	21,120	21,120	43
北九州市	16,888	16,888	16,888	5
佐賀市	21,812	22,288	19,500	22
長崎市	22,550	22,550	21,313	45
佐世保市	20,951	20,951	20,951	40
熊本市	25,795	25,795	25,795	74
大分市	18,510	19,833	20,000	26
宮崎市	20,400	20,400	20,817	37
鹿児島市	15,083	15,000	15,000	1
那覇市	15,950	16,584	16,795	4

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。