紅茶の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年9月における紅茶の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より2.0ポイント低下し120.7。前月との比較では1.1ポイント低下。下がったのは2ケ月連続。

最大値・・・124.8(2023年11月)
最小値・・・95.5(2020年12月)
平均値・・・108.1
標準偏差・・8.85

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の紅茶の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の紅茶の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年9月日本地図でみる都道府県別の紅茶の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/10袋]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の紅茶の表のから2024年9月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と紅茶の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の紅茶の値段・価格と2024年9月の安値ランキング

2024年9月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の紅茶の値段・価格[単位:10袋]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は117円。標準偏差は10円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は8.5%。紅茶の変動係数をその他の品目と比較したところ、紅茶は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

紅茶の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は11。同様に、下落した都市の数は18、変化のない都市の数は52となりました。
81都市の中で紅茶の値段が最も安い都市のランキング第1位は91円[単位:10袋]の岡崎市、次いで94円の金沢市、96円の東大阪市の順です。同様に、紅茶の値段が最も高い都市は137円の岡山市。また、最も高い岡山市と最も安い岡崎市との価格差は46円となっています。

紅茶の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年9月 2024年8月 2024年9月ランキング(安値順)

[単位 : 円/10袋、順位]

都市名	2023年9月	2024年8月	2024年9月	ランキング (安値順)
札幌市	107	124	124	56
函館市	107	124	124	56
旭川市	107	124	124	56
青森市	118	118	101	4
盛岡市	124	120	120	33
仙台市	126	122	122	49
八戸市	107	107	107	12
秋田市	110	110	118	30
山形市	129	114	120	33
福島市	129	120	120	33
郡山市	116	120	112	20
水戸市	135	107	107	12
日立市	124	124	124	56
宇都宮市	120	127	127	71
小山市	107	123	123	54
前橋市	116	124	124	56
さいたま市	126	113	113	24
熊谷市	97	108	108	18
川口市	129	129	129	78
所沢市	116	128	128	73
千葉市	126	122	122	49
佐倉市	112	129	103	10
浦安市	128	120	120	33
東京都区部	121	119	120	33
八王子市	124	124	124	56
立川市	112	120	112	20
府中市	108	123	107	12
横浜市	126	114	106	11
川崎市	111	126	114	25
相模原市	118	124	124	56
横須賀市	122	120	120	33
新潟市	118	118	118	30
長岡市	120	120	120	33
富山市	120	125	125	67
金沢市	126	118	94	2
福井市	113	125	125	67
甲府市	120	120	127	71
長野市	123	112	123	54
松本市	125	111	125	67
岐阜市	120	112	125	67
静岡市	121	129	101	4
浜松市	124	124	124	56
富士市	116	120	112	20
名古屋市	120	107	120	33
岡崎市	123	107	91	1
津市	123	115	107	12
松阪市	112	94	120	33
大津市	120	124	124	56
京都市	128	124	108	18
大阪市	126	125	122	49
堺市	120	128	128	73
枚方市	128	128	128	73
東大阪市	129	129	96	3
神戸市	128	128	128	73
姫路市	128	122	122	49
西宮市	111	129	129	78
伊丹市	124	124	124	56
奈良市	105	114	114	25
和歌山市	120	124	124	56
鳥取市	128	120	120	33
松江市	129	134	118	30
岡山市	120	128	137	80
広島市	123	123	107	12
福山市	107	120	120	33
山口市	126	122	122	49
宇部市	120	120	120	33
徳島市	116	117	117	29
高松市	107	102	102	7
松山市	123	123	107	12
今治市	120	120	120	33
高知市	124	120	120	33
福岡市	123	102	102	7
北九州市	114	114	114	25
佐賀市	120	112	112	20
長崎市	107	120	120	33
佐世保市	137	123	137	80
熊本市	123	102	102	7
大分市	114	120	120	33
宮崎市	129	115	115	28
鹿児島市	123	101	101	4
那覇市	124	128	128	73

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。