おにぎりの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年6月におけるおにぎりの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より9.1ポイント上昇し119.6。前月との比較では1.2ポイント上昇。上がったのは2ケ月連続。

最大値・・・119.6(2024年6月)
最小値・・・94.7(2017年1月)
平均値・・・101.9
標準偏差・・6.65

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のおにぎりの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のおにぎりの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年6月日本地図でみる都道府県別のおにぎりの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1個]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のおにぎりの表のから2024年6月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とおにぎりの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のおにぎりの値段・価格と2024年6月の安値ランキング

2024年6月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のおにぎりの値段・価格[単位:1個]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は141円。標準偏差は17円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は12.1%。おにぎりの変動係数をその他の品目と比較した結果、おにぎりの価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

おにぎりの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は27。同様に、下落した都市の数は1、変化のない都市の数は53となりました。
81都市の中でおにぎりの値段が最も安い都市のランキング第1位は89円[単位:1個]の長岡市、次いで101円の松本市、107円の長野市の順です。同様に、おにぎりの値段が最も高い都市は178円の函館市。また、最も高い函館市と最も安い長岡市との価格差は89円となっています。

おにぎりの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年6月 2024年5月 2024年6月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1個、順位]

都市名	2023年6月	2024年5月	2024年6月	ランキング (安値順)
札幌市	152	161	165	76
函館市	168	171	178	81
旭川市	128	141	141	34
青森市	123	120	120	11
盛岡市	155	171	171	79
仙台市	144	161	161	74
八戸市	139	117	117	7
秋田市	148	149	149	52
山形市	108	134	134	26
福島市	124	154	154	64
郡山市	108	136	139	31
水戸市	134	151	151	55
日立市	117	136	136	28
宇都宮市	133	141	141	34
小山市	137	158	158	71
前橋市	120	123	128	18
さいたま市	150	167	167	78
熊谷市	141	152	152	57
川口市	123	144	144	38
所沢市	120	147	147	47
千葉市	145	155	155	66
佐倉市	135	144	144	38
浦安市	138	157	160	72
東京都区部	141	151	153	60
八王子市	148	160	160	72
立川市	123	147	147	47
府中市	139	157	157	67
横浜市	136	146	147	47
川崎市	145	166	166	77
相模原市	156	171	171	79
横須賀市	139	150	153	60
新潟市	109	111	114	5
長岡市	84	89	89	1
富山市	116	119	119	10
金沢市	126	128	136	28
福井市	123	124	124	15
甲府市	107	118	123	14
長野市	101	104	107	3
松本市	101	101	101	2
岐阜市	116	123	129	19
静岡市	111	129	129	19
浜松市	120	126	130	23
富士市	111	119	125	17
名古屋市	127	136	146	42
岡崎市	112	127	143	37
津市	132	128	144	38
松阪市	123	129	129	19
大津市	160	171	163	75
京都市	128	145	146	42
大阪市	140	152	153	60
堺市	146	150	150	54
枚方市	149	157	157	67
東大阪市	141	149	149	52
神戸市	146	153	154	64
姫路市	114	116	116	6
西宮市	147	153	153	60
伊丹市	115	136	152	57
奈良市	131	139	139	31
和歌山市	131	139	139	31
鳥取市	122	152	152	57
松江市	126	146	146	42
岡山市	133	136	136	28
広島市	129	134	134	26
福山市	141	141	141	34
山口市	143	145	145	41
宇部市	146	146	146	42
徳島市	149	151	151	55
高松市	157	157	157	67
松山市	141	144	147	47
今治市	125	133	133	24
高知市	149	149	157	67
福岡市	124	132	133	24
北九州市	118	122	122	13
佐賀市	122	129	129	19
長崎市	110	116	118	8
佐世保市	119	124	124	15
熊本市	142	146	148	51
大分市	113	120	120	11
宮崎市	120	118	118	8
鹿児島市	99	107	107	3
那覇市	138	146	146	42

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。