落花生の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2023年10月における落花生の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より12.7ポイント上昇し118.2。前月との比較では1.2ポイント上昇。上がったのは7ケ月連続。

最大値・・・118.2(2023年10月)
最小値・・・96.8(2016年1月)
平均値・・・101
標準偏差・・4.32

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の落花生の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の落花生の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年10月日本地図でみる都道府県別の落花生の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記の落花生の表のから2023年10月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と落花生の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の落花生の値段・価格と2023年10月の安値ランキング

2023年10月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別の落花生の値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は163円。標準偏差は30円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は18.4%。落花生の変動係数をその他の品目と比較すると、落花生は地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

落花生の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は20。同様に、下落した都市の数は7、変化のない都市の数は54となりました。
81都市の中で落花生の値段が最も安い都市のランキング第1位は111円[単位:100g]の甲府市、次いで112円の高知市、119円の盛岡市の順です。同様に、落花生の値段が最も高い都市は252円の松江市、次いで250円の大分市、224円の岡山市の順です。また、最も高い松江市と最も安い甲府市との価格差は141円となっています。

落花生の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2022年10月 2023年9月 2023年10月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2022年10月	2023年9月	2023年10月	ランキング (安値順)
札幌市	121	130	129	13
函館市	133	165	165	51
旭川市	135	158	158	40
青森市	177	207	212	75
盛岡市	108	118	119	3
仙台市	153	180	180	63
八戸市	177	193	193	67
秋田市	148	140	140	16
山形市	151	164	164	46
福島市	136	164	164	46
郡山市	178	202	202	70
水戸市	183	202	212	75
日立市	162	168	168	53
宇都宮市	166	175	175	59
小山市	160	160	160	42
前橋市	118	125	125	7
さいたま市	144	146	151	24
熊谷市	140	157	161	43
川口市	141	141	141	19
所沢市	138	164	164	46
千葉市	159	186	170	54
佐倉市	130	140	140	16
浦安市	125	180	189	66
東京都区部	142	158	159	41
八王子市	174	202	202	70
立川市	133	157	157	38
府中市	127	155	155	33
横浜市	143	166	172	57
川崎市	133	142	141	19
相模原市	184	202	202	70
横須賀市	126	153	153	30
新潟市	122	128	128	10
長岡市	111	121	121	4
富山市	122	152	152	28
金沢市	171	187	152	28
福井市	133	124	151	24
甲府市	112	111	111	1
長野市	138	167	167	52
松本市	152	176	176	60
岐阜市	147	141	155	33
静岡市	190	199	199	68
浜松市	130	142	142	21
富士市	140	170	170	54
名古屋市	152	152	164	46
岡崎市	143	146	153	30
津市	148	184	184	65
松阪市	133	139	151	24
大津市	145	149	149	23
京都市	149	170	170	54
大阪市	146	157	157	38
堺市	156	172	172	57
枚方市	156	202	202	70
東大阪市	151	179	179	62
神戸市	125	136	125	7
姫路市	109	156	156	36
西宮市	136	118	121	4
伊丹市	168	153	153	30
奈良市	133	140	140	16
和歌山市	141	164	164	46
鳥取市	136	128	128	10
松江市	190	252	252	81
岡山市	195	224	224	79
広島市	156	156	156	36
福山市	166	175	182	64
山口市	150	151	151	24
宇部市	190	218	218	78
徳島市	148	129	135	15
高松市	191	208	212	75
松山市	155	171	207	74
今治市	138	126	130	14
高知市	111	112	112	2
福岡市	134	151	147	22
北九州市	137	155	155	33
佐賀市	131	177	177	61
長崎市	131	128	128	10
佐世保市	119	151	163	44
熊本市	115	122	122	6
大分市	192	250	250	80
宮崎市	164	201	201	69
鹿児島市	122	160	125	7
那覇市	143	163	163	44

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。