牛乳(配達)の価格の推移と地域別(都市別)の値段・価格ランキング(安値順)

3. 年次指数(全国)と都市別安値ランキング

グラフ牛乳(配達)の価格の推移と地域別(都市別)の値段・価格ランキング(安値順) 年次指数(全国)と都市別安値ランキング

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2015年を100とした指数でみると2020年における牛乳（配達）の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比1.2%増の106.3。1990年以降で当年が最大。1990年から一貫して増加傾向が続いている。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の牛乳(配達)の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の牛乳(配達)の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2020年日本地図でみる都道府県別の牛乳(配達)の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本･180mL]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の牛乳(配達)の表のから2020年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と牛乳(配達)の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の牛乳(配達)の値段・価格と2020年の安値ランキング

2020年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の牛乳(配達)の値段・価格[単位:1本･180mL]とランキングを見てみましょう。

80都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は129円。標準偏差は6円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は4.7%。牛乳(配達)の変動係数をその他の品目と比較したところ、牛乳(配達)は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注4)。

牛乳(配達)の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は64。同様に、下落した都市の数は5、変化のない都市の数は8となりました。
2020年において、80都市の中で牛乳(配達)の値段が最も安い都市のランキング第1位は112円[単位:1本･180mL]の水戸市、次いで115円の新潟市、116円の今治市の順です。同様に、牛乳(配達)の値段が最も高い都市は143円の徳島市。また、最も高い徳島市と最も安い水戸市との価格差は31円となっています。

牛乳(配達)の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2018年 2019年 2020年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1本･180mL、順位]

都市名	2018年	2019年	2020年	ランキング (安値順)
札幌市	130	133	136	68
函館市	125	128	129	37
旭川市	128	134	138	74
青森市	113	120	122	10
盛岡市	115	125	124	17
仙台市	122	128	127	27
八戸市			129	37
秋田市	117	118	118	4
山形市	127	132	128	33
福島市	122	127	130	45
郡山市	121	125	125	22
水戸市	103	110	112	1
日立市	117	119	120	8
宇都宮市	123	129	131	49
小山市			140	77
前橋市	128	132	131	49
さいたま市	125	131	132	54
熊谷市	124	131	134	58
川口市	134	135	136	68
所沢市	123	126	127	27
千葉市	122	130	132	54
佐倉市	126	128	129	37
東京都区部	127	130	133	56
八王子市	123	130	133	56
立川市	130	133	134	58
府中市	122	129	134	58
横浜市	129	133	135	66
川崎市	121	126	129	37
相模原市	126	127	129	37
横須賀市	131	136	140	77
新潟市	105	111	115	2
長岡市	113	117	119	6
富山市	116	120	121	9
金沢市	122	126	128	33
福井市	121	122	123	11
甲府市	118	126	127	27
長野市	126	132	136	68
松本市	113	117	118	4
岐阜市	119	124	127	27
静岡市	122	124	125	22
浜松市	127	132	134	58
富士市	121	122	123	11
名古屋市	126	131	134	58
岡崎市			139	76
津市	129	134	135	66
松阪市	119	119	119	6
大津市	116	122	124	17
京都市	121	126	128	33
大阪市	124	130	130	45
堺市	122	125	129	37
枚方市	127	130	131	49
東大阪市	124	128	128	33
神戸市	126	132	134	58
姫路市	127	132	134	58
西宮市	122	123	123	11
伊丹市	125	128	130	45
奈良市	122	127	129	37
和歌山市	119	123	124	17
鳥取市	130	133	134	58
松江市	121	124	125	22
岡山市	115	121	123	11
広島市	120	127	131	49
福山市	116	121	124	17
山口市	106	120	123	11
宇部市	121	126	138	74
徳島市	135	141	143	80
高松市	118	124	131	49
松山市	114	122	124	17
今治市	112	115	116	3
高知市	117	124	126	26
福岡市	119	123	127	27
北九州市	122	124	125	22
佐賀市	135	137	136	68
長崎市	129	137	140	77
佐世保市	134	136	137	73
熊本市	129	134	136	68
大分市	116	124	127	27
宮崎市	113	121	123	11
鹿児島市	126	129	129	37
那覇市	130	130	130	45

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。