いわしの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年9月におけるいわしの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より7.5ポイント上昇し133.1。

最大値・・・139.5(2022年12月)
最小値・・・88.4(2018年4月)
平均値・・・107.9
標準偏差・・12.55

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のいわしの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のいわしの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年9月日本地図でみる都道府県別のいわしの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のいわしの表のから2024年9月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名といわしの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のいわしの値段・価格と2024年9月の安値ランキング

2024年9月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のいわしの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は105円。標準偏差は25円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は23.8%。いわしの変動係数をその他の品目と比較すると、いわしは地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

いわしの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は30。同様に、下落した都市の数は46、変化のない都市の数は2となりました。
81都市の中でいわしの値段が最も安い都市のランキング第1位は68円[単位:100g]の高知市、次いで74円の枚方市、76円の浜松市の順です。同様に、いわしの値段が最も高い都市は269円の那覇市、次いで156円の富山市、145円の東京都区部の順です。また、最も高い那覇市と最も安い高知市との価格差は201円となっています。

いわしの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年9月 2024年8月 2024年9月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2023年9月	2024年8月	2024年9月	ランキング (安値順)
札幌市	99	106	98	30
函館市	84	84	106	47
旭川市	110	85	80	8
青森市	77	74	77	4
盛岡市	81	87	87	15
仙台市	104	110	113	62
八戸市	89	85	87	15
秋田市	89	91	99	32
山形市	107	111	102	40
福島市	84	81	82	10
郡山市	94	112	84	12
水戸市	93	106	96	26
日立市	88	109	115	66
宇都宮市	96	113	106	47
小山市	103	125	110	56
前橋市	89	100	100	33
さいたま市	91	127	101	35
熊谷市	85	116	88	17
川口市	100	123	139	77
所沢市	65	125	101	35
千葉市	103	94	95	24
佐倉市	86	100	101	35
浦安市	110	-	79	5
東京都区部	117	130	145	79
八王子市	96	129	120	72
立川市	108	123	115	66
府中市	168	134	111	58
横浜市	113	102	114	65
川崎市	101	123	111	58
相模原市	77	95	91	20
横須賀市	97	143	79	5
新潟市	110	112	109	55
長岡市	95	121	133	74
富山市	151	153	156	80
金沢市	115	124	141	78
福井市	108	111	116	69
甲府市	116	152	135	76
長野市	84	-	94	23
松本市	116	108	107	50
岐阜市	88	129	93	22
静岡市	81	101	105	45
浜松市	103	96	76	3
富士市	106	125	120	72
名古屋市	93	115	96	26
岡崎市	106	130	89	18
津市	95	84	91	20
松阪市	76	76	105	45
大津市	79	86	83	11
京都市	88	103	98	30
大阪市	85	84	85	13
堺市	87	115	108	52
枚方市	85	66	74	2
東大阪市	93	86	97	29
神戸市	96	83	90	19
姫路市	104	104	110	56
西宮市	78	84	102	40
伊丹市	97	113	111	58
奈良市	74	83	79	5
和歌山市	88	98	101	35
鳥取市	99	112	96	26
松江市	106	113	134	75
岡山市	85	84	95	24
広島市	97	122	115	66
福山市	85	64	81	9
山口市	156	121	106	47
宇部市	154	131	104	43
徳島市	108	92	86	14
高松市	116	143	113	62
松山市	126	139	108	52
今治市	108	106	101	35
高知市	122	86	68	1
福岡市	116	111	100	33
北九州市	119	115	103	42
佐賀市	112	120	112	61
長崎市	141	134	113	62
佐世保市	114	133	108	52
熊本市	137	135	119	71
大分市	132	130	104	43
宮崎市	109	110	116	69
鹿児島市	116	192	107	50
那覇市	245	-	269	81

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。