いわしの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2025年1月におけるいわしの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より6.4ポイント低下し129.0。

最大値・・・139.5(2022年12月)
最小値・・・88.4(2018年4月)
平均値・・・109
標準偏差・・13.21

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のいわしの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のいわしの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2025年2月日本地図でみる都道府県別のいわしの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のいわしの表のから2025年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名といわしの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のいわしの値段・価格と2025年2月の安値ランキング

2025年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のいわしの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

79都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は99円。標準偏差は23円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は23.2%。いわしの変動係数をその他の品目と比較すると、いわしは地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

いわしの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は25。同様に、下落した都市の数は50、変化のない都市の数は3となりました。
79都市の中でいわしの値段が最も安い都市のランキング第1位は61円[単位:100g]の松阪市、次いで66円の奈良市、68円の大津市の順です。同様に、いわしの値段が最も高い都市は253円の那覇市、次いで139円の佐世保市、130円の山口市の順です。また、最も高い那覇市と最も安い松阪市との価格差は192円となっています。

いわしの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2024年2月 2025年1月 2025年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2024年2月	2025年1月	2025年2月	ランキング (安値順)
札幌市	101	118	104	54
函館市	92	85	93	37
旭川市	122	100	102	51
青森市	79	80	82	12
盛岡市	75	100	108	61
仙台市	90	99	93	37
八戸市	83	83	87	19
秋田市	84	96	80	9
山形市	84	107	100	49
福島市	86	101	92	34
郡山市	84	92	87	19
水戸市	87	84	90	29
日立市	78	94	83	13
宇都宮市	86	98	87	19
小山市	90	100	92	34
前橋市	81	78	79	6
さいたま市	96	97	91	30
熊谷市	75	74	86	18
川口市	86	83	84	14
所沢市	97	96	106	58
千葉市	92	93	93	37
浦安市	82	83	81	11
東京都区部	102	117	109	63
八王子市	82	104	80	9
立川市	87	99	89	27
府中市	163	114	109	63
横浜市	95	101	96	42
川崎市	91	98	88	23
相模原市	83	112	75	5
新潟市	95	99	105	57
長岡市	100	103	96	42
富山市	86	139	98	46
金沢市	104	132	127	75
福井市	101	118	104	54
甲府市	100	100	96	42
長野市	85	96	96	42
松本市	93	85	93	37
岐阜市	82	86	79	6
静岡市	82	115	109	63
浜松市	79	74	84	14
富士市	74	96	88	23
名古屋市	102	110	101	50
豊橋市		88	109	63
津市	103	102	88	23
松阪市	75	81	61	1
大津市	87	108	68	3
京都市	93	93	89	27
大阪市	67	78	74	4
堺市	78	111	92	34
枚方市	83	79	79	6
東大阪市	78	73	84	14
神戸市	88	89	87	19
姫路市	104	108	104	54
西宮市	83	96	84	14
伊丹市	113	102	123	70
奈良市	63	77	66	2
和歌山市	91	110	114	67
鳥取市	91	103	99	48
松江市	120	127	103	52
岡山市	93	109	91	30
広島市	117	102	98	46
福山市	78	95	88	23
山口市	123	111	130	77
宇部市	114	117	125	73
徳島市	85	93	91	30
高松市	102	113	108	61
松山市	108	110	125	73
今治市	123	138	129	76
高知市	97	80	106	58
福岡市	115	137	119	68
北九州市	108	119	124	72
佐賀市	117	107	103	52
長崎市	142	116	123	70
佐世保市	107	127	139	78
熊本市	114	120	119	68
大分市	117	131	107	60
宮崎市	78	65	93	37
鹿児島市	119	129	91	30
那覇市	187	-	253	79

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。