メモリーカードの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年2月におけるメモリーカードの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より2.4ポイント上昇し83.5。前月との比較では0.3ポイント上昇。上がったのは4ケ月連続。この水準となったのは2022年5月以来、実に1年9カ月ぶり。

最大値・・・146.1(2016年1月)
最小値・・・80.8(2022年11月)
平均値・・・108.9
標準偏差・・22.51

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のメモリーカードの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のメモリーカードの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年2月日本地図でみる都道府県別のメモリーカードの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1枚･16GB]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のメモリーカードの表のから2024年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とメモリーカードの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のメモリーカードの値段・価格と2024年2月の安値ランキング

2024年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のメモリーカードの値段・価格[単位:1枚･16GB]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は10,003円。標準偏差は2,391円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は23.9%。メモリーカードの変動係数をその他の品目と比較すると、メモリーカードは地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

メモリーカードの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は14。同様に、下落した都市の数は9、変化のない都市の数は24となりました。
47都市の中でメモリーカードの値段が最も安い都市のランキング第1位は5,152円[単位:1枚･16GB]の和歌山市、次いで5,369円の甲府市、6,029円の富山市の順です。同様に、メモリーカードの値段が最も高い都市は12,980円の福井市。また、最も高い福井市と最も安い和歌山市との価格差は7,828円となっています。

メモリーカードの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年2月 2024年1月 2024年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1枚･16GB、順位]

都市名	2023年2月	2024年1月	2024年2月	ランキング (安値順)
札幌市	1,031	12,072	12,870	44
青森市	1,118	12,437	12,437	39
盛岡市	931	12,540	12,540	40
仙台市	1,135	9,767	9,169	21
秋田市	1,039	12,313	12,613	42
山形市	1,261	11,279	11,279	26
福島市	1,589	7,869	7,576	8
水戸市	895	12,203	12,203	33
宇都宮市	1,115	8,023	8,570	16
前橋市	1,023	11,319	7,583	9
さいたま市	1,516	11,370	11,370	28
千葉市	1,016	12,382	12,382	36
東京都区部	1,025	7,964	8,132	14
横浜市	1,105	11,490	11,057	25
新潟市	1,112	8,096	8,496	15
富山市	1,003	6,029	6,029	3
金沢市	895	11,986	11,986	31
福井市	1,113	12,980	12,980	46
甲府市	709	5,369	5,369	2
長野市	991	10,553	10,553	24
岐阜市	1,372	12,280	11,946	30
静岡市	889	11,880	12,247	35
名古屋市	1,278	9,188	9,188	22
津市	936	8,006	8,006	13
大津市	1,506	6,203	6,536	4
京都市	1,014	7,100	6,640	6
大阪市	1,031	8,220	8,722	18
神戸市	1,148	8,281	7,993	12
奈良市	1,354	12,159	12,540	40
和歌山市	872	5,112	5,152	1
鳥取市	973	8,979	8,979	20
松江市	1,006	7,036	7,036	7
岡山市	955	9,763	9,763	23
広島市	977	8,810	7,750	10
山口市	836	8,879	8,879	19
徳島市	1,101	12,613	12,613	42
高松市	1,073	6,301	6,554	5
松山市	981	12,980	12,980	46
高知市	931	11,678	12,393	37
福岡市	1,764	11,970	11,559	29
佐賀市	844	12,430	12,430	38
長崎市	866	12,100	12,100	32
熊本市	1,528	9,197	12,220	34
大分市	1,143	11,293	11,293	27
宮崎市	1,079	7,976	7,976	11
鹿児島市	1,229	12,540	12,870	44
那覇市	836	8,602	8,602	17

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。