電子辞書の価格の推移と地域別(都市別)の値段・価格ランキング(安値順)

3. 年次指数(全国)と都市別安値ランキング

グラフ電子辞書の価格の推移と地域別(都市別)の値段・価格ランキング(安値順) 年次指数(全国)と都市別安値ランキング

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2015年を100とした指数でみると2020年における電子辞書の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比10.0%増の106.8。前年より増加となったのは3年ぶり。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の電子辞書の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の電子辞書の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2021年日本地図でみる都道府県別の電子辞書の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1台]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の電子辞書の表のから2021年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と電子辞書の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の電子辞書の値段・価格と2021年の安値ランキング

2021年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の電子辞書の値段・価格[単位:1台]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は33,050円。標準偏差は657円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は2.6%。電子辞書の変動係数をその他の品目と比較したところ、電子辞書は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注4)。

電子辞書の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は0。同様に、下落した都市の数は47、変化のない都市の数は0となりました。
2021年において、47都市の中で電子辞書の値段が最も安い都市のランキング第1位は31,841円[単位:1台]の宇都宮市、次いで31,857円の長野市、32,029円の青森市の順です。同様に、電子辞書の値段が最も高い都市は34,772円の福井市、次いで34,223円の福岡市、34,010円の京都市の順です。また、最も高い福井市と最も安い宇都宮市との価格差は2,931円となっています。

電子辞書の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2019年 2020年 2021年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1台、順位]

都市名	2019年	2020年	2021年	ランキング (安値順)
札幌市	31,704	37,152	33,421	33
青森市	30,907	35,171	32,029	3
盛岡市	32,023	35,646	32,728	18
仙台市	31,324	36,382	32,896	24
秋田市	31,777	36,550	32,964	26
山形市	32,659	36,623	32,871	21
福島市	32,337	36,006	32,659	13
水戸市	31,950	35,730	32,599	12
宇都宮市	32,285	35,911	31,841	1
前橋市	32,913	36,162	32,297	5
さいたま市	30,958	35,705	32,698	16
千葉市	33,039	36,696	33,860	42
東京都区部	32,077	36,631	33,169	28
横浜市	32,901	36,674	33,534	35
新潟市	31,793	36,750	33,413	32
富山市	33,806	36,725	33,803	40
金沢市	32,411	36,700	32,316	6
福井市	34,168	37,615	34,772	47
甲府市	32,645	35,737	32,360	8
長野市	30,770	35,760	31,857	2
岐阜市	33,204	37,469	33,303	31
静岡市	32,771	35,797	32,463	10
名古屋市	33,627	37,499	33,831	41
津市	32,072	36,953	33,623	37
大津市	33,713	37,323	33,744	39
京都市	33,293	37,493	34,010	45
大阪市	33,162	37,377	33,949	43
神戸市	32,170	36,822	33,993	44
奈良市	32,697	36,491	32,888	23
和歌山市	33,030	37,241	32,835	20
鳥取市	33,638	37,407	33,709	38
松江市	33,101	37,563	33,289	30
岡山市	32,617	38,017	33,540	36
広島市	32,360	37,384	33,256	29
山口市	31,437	37,697	32,419	9
徳島市	32,331	37,080	33,018	27
高松市	32,619	37,311	33,508	34
松山市	32,115	36,555	32,661	14
高知市	31,814	36,246	32,138	4
福岡市	31,731	37,165	34,223	46
佐賀市	31,737	36,939	32,746	19
長崎市	32,287	37,787	32,710	17
熊本市	33,161	36,677	32,954	25
大分市	32,330	36,480	32,879	22
宮崎市	34,180	38,505	32,674	15
鹿児島市	30,435	36,028	32,343	7
那覇市	32,670	38,081	32,539	11

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。