自動車タイヤの価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における自動車タイヤの消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比7.0%増の112.0。8年連続の増加。1990年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の自動車タイヤの値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の自動車タイヤの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の自動車タイヤの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1本]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の自動車タイヤの表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と自動車タイヤの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の自動車タイヤの値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の自動車タイヤの値段・価格[単位:1本]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は20,221円。標準偏差は1,830円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は11%。自動車タイヤの変動係数をその他の品目と比較した結果、自動車タイヤの地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注4)。

自動車タイヤの前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は41。同様に、下落した都市の数は6、変化のない都市の数は0となりました。
2023年において、47都市の中で自動車タイヤの値段が最も安い都市のランキング第1位は15,667円[単位:1本]の那覇市、次いで17,325円の高松市、17,623円の奈良市の順です。同様に、自動車タイヤの値段が最も高い都市は24,246円の青森市、次いで23,930円の新潟市、23,737円の鳥取市の順です。また、最も高い青森市と最も安い那覇市との価格差は8,579円となっています。

自動車タイヤの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1本、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	18,971	21,257	20,258	23
青森市	20,715	21,794	24,246	47
盛岡市	17,446	18,277	20,515	27
仙台市	19,436	20,183	20,990	31
秋田市	17,865	18,135	19,535	16
山形市	19,545	19,921	21,185	34
福島市	19,580	20,610	21,054	32
水戸市	18,810	18,337	17,668	4
宇都宮市	17,710	16,984	18,350	10
前橋市	20,460	21,574	21,741	39
さいたま市	18,709	20,281	22,637	43
千葉市	16,656	17,942	21,474	37
東京都区部	18,255	18,142	18,168	7
横浜市	18,764	19,362	21,639	38
新潟市	19,418	21,945	23,930	46
富山市	15,556	18,651	20,570	28
金沢市	18,104	18,359	20,060	21
福井市	19,580	20,818	21,929	41
甲府市	18,707	19,245	21,373	36
長野市	19,580	19,580	21,226	35
岐阜市	19,503	19,721	19,920	17
静岡市	18,168	21,491	22,085	42
名古屋市	15,716	16,529	18,168	7
津市	20,518	22,057	20,638	30
大津市	20,955	22,225	23,189	44
京都市	14,485	16,540	19,340	14
大阪市	17,600	18,466	20,304	24
神戸市	17,585	16,358	19,978	19
奈良市	20,350	20,814	17,623	3
和歌山市	19,062	19,267	19,941	18
鳥取市	20,955	22,248	23,737	45
松江市	19,800	20,176	20,240	22
岡山市	17,505	17,966	18,960	13
広島市	16,940	17,877	19,364	15
山口市	20,916	19,011	20,446	25
徳島市	19,800	19,403	20,618	29
高松市	18,560	16,511	17,325	2
松山市	19,502	19,245	20,474	26
高知市	19,091	19,764	21,788	40
福岡市	17,628	18,169	18,450	12
佐賀市	17,444	18,773	20,028	20
長崎市	15,496	16,345	18,443	11
熊本市	17,911	18,870	18,300	9
大分市	15,366	16,320	17,940	6
宮崎市	20,057	20,086	21,148	33
鹿児島市	15,769	16,911	17,719	5
那覇市	17,363	17,920	15,667	1

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。