ガソリンの価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年におけるガソリンの消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比1.4%増の126.3。3年連続の増加。1990年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のガソリンの値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のガソリンの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別のガソリンの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1L]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記のガソリンの表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とガソリンの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のガソリンの値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別のガソリンの値段・価格[単位:1L]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は173円。標準偏差は5円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は2.9%。ガソリンの変動係数をその他の品目と比較したところ、ガソリンは地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注4)。

ガソリンの前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は77。同様に、下落した都市の数は1、変化のない都市の数は3となりました。
2023年において、81都市の中でガソリンの値段が最も安い都市のランキング第1位は163円[単位:1L]の盛岡市、次いで164円の八王子市、165円の岡崎市の順です。同様に、ガソリンの値段が最も高い都市は186円の大分市。また、最も高い大分市と最も安い盛岡市との価格差は23円となっています。

ガソリンの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1L、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	152	167	171	24
函館市	148	167	169	10
旭川市	154	170	172	32
青森市	152	166	169	10
盛岡市	146	160	163	1
仙台市	150	164	168	6
八戸市	149	164	167	4
秋田市	150	164	168	6
山形市	163	178	182	76
福島市	158	174	179	69
郡山市	155	169	173	42
水戸市	150	165	169	10
日立市	150	168	171	24
宇都宮市	155	170	173	42
小山市	148	165	169	10
前橋市	156	173	173	42
さいたま市	150	167	170	18
熊谷市	152	167	169	10
川口市	153	168	171	24
所沢市	154	169	173	42
千葉市	151	165	168	6
佐倉市	154	171	172	32
浦安市	148	164	167	4
東京都区部	154	169	172	32
八王子市	153	162	164	2
立川市	154	168	172	32
府中市	153	169	172	32
横浜市	154	168	171	24
川崎市	154	167	170	18
相模原市	149	168	170	18
横須賀市	157	174	176	62
新潟市	151	166	168	6
長岡市	153	167	169	10
富山市	157	171	175	56
金沢市	155	171	176	62
福井市	157	171	175	56
甲府市	158	173	173	42
長野市	158	180	183	79
松本市	162	179	181	75
岐阜市	158	174	175	56
静岡市	158	173	174	52
浜松市	154	171	173	42
富士市	155	170	173	42
名古屋市	155	170	172	32
岡崎市	149	162	165	3
津市	155	171	173	42
松阪市	153	170	172	32
大津市	155	170	171	24
京都市	162	178	180	74
大阪市	159	176	179	69
堺市	153	169	171	24
枚方市	156	170	173	42
東大阪市	154	171	173	42
神戸市	156	174	175	56
姫路市	155	174	178	66
西宮市	154	169	170	18
伊丹市	157	172	174	52
奈良市	156	173	175	56
和歌山市	157	174	172	32
鳥取市	155	173	175	56
松江市	155	171	179	69
岡山市	155	169	171	24
広島市	160	176	179	69
福山市	152	170	172	32
山口市	153	169	172	32
宇部市	152	168	170	18
徳島市	149	168	169	10
高松市	156	175	178	66
松山市	153	171	174	52
今治市	153	170	170	18
高知市	159	176	177	64
福岡市	153	169	171	24
北九州市	149	167	169	10
佐賀市	162	179	182	76
長崎市	161	178	182	76
佐世保市	159	176	178	66
熊本市	157	173	174	52
大分市	166	184	186	80
宮崎市	157	176	177	64
鹿児島市	175	183	186	80
那覇市	158	177	179	69

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。