ガソリンの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年2月におけるガソリンの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より5.6ポイント上昇し127.7。前月との比較では1.0ポイント低下。下がったのは3ケ月ぶり。

最大値・・・134.8(2023年9月)
最小値・・・81(2016年3月)
平均値・・・108.5
標準偏差・・13.2

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のガソリンの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のガソリンの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年2月日本地図でみる都道府県別のガソリンの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1L]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のガソリンの表のから2024年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とガソリンの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のガソリンの値段・価格と2024年2月の安値ランキング

2024年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のガソリンの値段・価格[単位:1L]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は175円。標準偏差は5円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は2.9%。ガソリンの変動係数をその他の品目と比較したところ、ガソリンは地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

ガソリンの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は6。同様に、下落した都市の数は48、変化のない都市の数は27となりました。
81都市の中でガソリンの値段が最も安い都市のランキング第1位は165円[単位:1L]の盛岡市。同様に、ガソリンの値段が最も高い都市は191円の大分市、次いで190円の鹿児島市、186円の山形市の順です。また、最も高い大分市と最も安い盛岡市との価格差は26円となっています。

ガソリンの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年2月 2024年1月 2024年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/1L、順位]

都市名	2023年2月	2024年1月	2024年2月	ランキング (安値順)
札幌市	164	180	177	52
函館市	164	174	174	30
旭川市	164	179	176	48
青森市	164	172	167	6
盛岡市	158	166	165	1
仙台市	160	170	171	18
八戸市	163	175	169	8
秋田市	160	172	170	12
山形市	176	188	186	78
福島市	175	182	182	73
郡山市	167	176	176	48
水戸市	160	175	166	4
日立市	165	176	174	30
宇都宮市	165	174	175	42
小山市	162	169	169	8
前橋市	169	175	174	30
さいたま市	164	174	171	18
熊谷市	163	172	170	12
川口市	164	176	173	25
所沢市	166	177	174	30
千葉市	161	170	169	8
佐倉市	168	175	173	25
浦安市	161	168	170	12
東京都区部	166	174	174	30
八王子市	156	167	165	1
立川市	165	176	176	48
府中市	166	173	174	30
横浜市	165	172	171	18
川崎市	164	171	170	12
相模原市	165	172	171	18
横須賀市	170	177	177	52
新潟市	164	170	170	12
長岡市	163	173	173	25
富山市	167	179	178	58
金沢市	170	181	181	71
福井市	169	179	177	52
甲府市	171	177	174	30
長野市	178	188	186	78
松本市	176	185	183	75
岐阜市	170	179	179	64
静岡市	168	182	178	58
浜松市	166	179	175	42
富士市	167	178	178	58
名古屋市	165	175	174	30
岡崎市	157	171	165	1
津市	168	174	174	30
松阪市	167	173	173	25
大津市	164	171	171	18
京都市	176	182	180	67
大阪市	174	178	178	58
堺市	167	169	173	25
枚方市	168	173	172	23
東大阪市	168	174	172	23
神戸市	171	177	176	48
姫路市	172	183	179	64
西宮市	166	172	169	8
伊丹市	170	176	174	30
奈良市	170	177	177	52
和歌山市	169	175	175	42
鳥取市	170	177	175	42
松江市	170	184	182	73
岡山市	164	176	175	42
広島市	173	183	181	71
福山市	167	177	177	52
山口市	166	177	175	42
宇部市	164	175	174	30
徳島市	160	169	166	4
高松市	172	178	177	52
松山市	169	178	178	58
今治市	165	170	170	12
高知市	175	178	178	58
福岡市	163	174	174	30
北九州市	163	172	168	7
佐賀市	179	185	185	76
長崎市	176	184	185	76
佐世保市	176	180	180	67
熊本市	168	181	180	67
大分市	182	191	191	81
宮崎市	173	182	180	67
鹿児島市	179	190	190	80
那覇市	174	181	179	64

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。