予防接種料の価格の推移

3. 年次指数(全国)と都市別安値ランキング

ダウンロード方法

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における予防接種料の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比0.3%増の101.6。10年連続の増加。2010年以降で当年が最大。

2023年日本地図でみる都道府県別の予防接種料の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1回]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の予防接種料の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と予防接種料の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の予防接種料の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の予防接種料の値段・価格[単位:1回]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は4,247円。標準偏差は625円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は15%。予防接種料の変動係数をその他の品目と比較した結果、予防接種料の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注4)。

予防接種料の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は21。同様に、下落した都市の数は13、変化のない都市の数は13となりました。
2023年において、47都市の中で予防接種料の値段が最も安い都市のランキング第1位は3,188円[単位:1回]の鳥取市、次いで3,309円の高知市、3,375円の山形市の順です。同様に、予防接種料の値段が最も高い都市は5,511円の福島市、次いで5,500円の宇都宮市、5,467円の神戸市の順です。また、最も高い福島市と最も安い鳥取市との価格差は2,323円となっています。

予防接種料の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1回、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	3,425	3,463	3,500	7
青森市	3,175	3,575	3,500	7
盛岡市	4,938	4,888	4,956	42
仙台市	4,350	4,672	4,496	32
秋田市	4,820	4,673	4,600	35
山形市	3,083	3,125	3,375	3
福島市	5,455	5,466	5,511	47
水戸市	4,763	4,794	4,825	37
宇都宮市	5,500	5,500	5,500	46
前橋市	4,115	4,115	4,115	21
さいたま市	3,975	4,075	4,125	22
千葉市	5,001	4,900	4,900	38
東京都区部	4,244	4,318	4,400	29
横浜市	4,680	4,613	4,306	26
新潟市	4,206	4,206	4,206	23
富山市	4,300	4,405	4,488	31
金沢市	3,450	3,450	3,450	5
福井市	4,285	4,323	4,335	27
甲府市	3,488	3,500	3,538	9
長野市	3,890	3,890	3,890	16
岐阜市	3,590	3,624	3,624	10
静岡市	4,435	4,583	4,936	40
名古屋市	3,675	3,675	3,675	12
津市	4,275	4,313	4,286	24
大津市	4,610	4,599	4,296	25
京都市	4,100	4,206	4,381	28
大阪市	5,125	5,251	5,278	44
神戸市	5,445	5,453	5,467	45
奈良市	4,025	4,113	4,094	20
和歌山市	3,750	3,750	3,750	13
鳥取市	3,000	3,000	3,188	1
松江市	4,013	4,100	3,650	11
岡山市	4,669	4,056	3,888	15
広島市	4,493	4,822	4,592	33
山口市	4,950	4,950	4,950	41
徳島市	3,800	3,838	3,813	14
高松市	5,042	5,050	5,053	43
松山市	3,250	3,350	3,400	4
高知市	3,309	3,476	3,309	2
福岡市	3,467	3,450	3,450	5
佐賀市	4,613	4,600	4,713	36
長崎市	4,794	4,905	4,916	39
熊本市	3,950	3,863	3,950	18
大分市	4,530	4,541	4,478	30
宮崎市	3,938	3,750	3,900	17
鹿児島市	3,925	3,950	3,950	18
那覇市	4,444	4,594	4,594	34

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。