背広服(秋冬物，普通品)の価格の推移

3. 年次指数(全国)と都市別安値ランキング

グラフ背広服(秋冬物，普通品)の価格の推移年次指数(全国)と都市別安値ランキング

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年における背広服（秋冬物，普通品）の消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比5.3%増の110.5。5年連続の増加。2010年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)の背広服(秋冬物，普通品)の値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市の背広服(秋冬物，普通品)の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別の背広服(秋冬物，普通品)の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/1着]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記の背広服(秋冬物，普通品)の表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名と背広服(秋冬物，普通品)の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)の背広服(秋冬物，普通品)の値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別の背広服(秋冬物，普通品)の値段・価格[単位:1着]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は36,800円。標準偏差は6,756円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は21.2%。背広服(秋冬物，普通品)の変動係数をその他の品目と比較すると、背広服(秋冬物，普通品)は地域差が大きいことがわかります。(表下・注4)。

背広服(秋冬物，普通品)の前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は39。同様に、下落した都市の数は8、変化のない都市の数は0となりました。
2023年において、47都市の中で背広服(秋冬物，普通品)の値段が最も安い都市のランキング第1位は19,776円[単位:1着]の鹿児島市、次いで24,640円の札幌市、24,778円の仙台市の順です。同様に、背広服(秋冬物，普通品)の値段が最も高い都市は53,032円の水戸市、次いで47,279円の広島市、47,204円の大津市の順です。また、最も高い水戸市と最も安い鹿児島市との価格差は33,256円となっています。

背広服(秋冬物，普通品)の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/1着、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	23,517	24,319	24,640	2
青森市	33,409	35,820	36,222	20
盛岡市	21,823	21,826	31,191	10
仙台市	25,606	24,605	24,778	3
秋田市	23,821	22,442	33,595	13
山形市	24,188	23,783	26,982	6
福島市	31,766	28,973	37,198	23
水戸市	35,723	30,093	53,032	47
宇都宮市	38,940	38,213	35,182	19
前橋市	33,496	38,242	46,473	44
さいたま市	38,477	40,774	40,879	35
千葉市	27,886	21,978	25,740	4
東京都区部	34,063	37,745	40,779	34
横浜市	34,886	37,828	37,740	27
新潟市	29,260	30,751	40,189	33
富山市	29,205	29,346	42,707	40
金沢市	29,135	28,624	34,173	15
福井市	42,607	42,656	46,337	43
甲府市	34,015	35,102	37,229	25
長野市	36,920	38,441	37,704	26
岐阜市	41,397	44,779	46,238	42
静岡市	34,904	37,061	31,070	9
名古屋市	24,652	24,900	29,770	8
津市	34,123	32,988	39,942	32
大津市	35,823	45,870	47,204	45
京都市	30,673	34,060	36,380	22
大阪市	34,256	35,838	38,306	28
神戸市	39,454	38,543	42,282	38
奈良市	35,115	32,157	33,227	11
和歌山市	28,901	31,295	34,164	14
鳥取市	32,774	36,175	34,822	18
松江市	39,050	42,668	39,133	31
岡山市	38,230	38,781	41,053	36
広島市	34,064	39,092	47,279	46
山口市	37,495	39,233	38,342	29
徳島市	39,197	38,504	41,751	37
高松市	26,131	24,840	29,422	7
松山市	25,055	34,424	34,430	17
高知市	32,545	37,041	37,207	24
福岡市	29,575	24,406	26,806	5
佐賀市	37,278	38,965	43,330	41
長崎市	43,517	36,996	42,594	39
熊本市	32,511	30,152	33,289	12
大分市	35,897	35,897	36,337	21
宮崎市	35,157	33,935	34,210	16
鹿児島市	26,254	23,809	19,776	1
那覇市	32,756	37,217	38,443	30

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。