コーヒー豆の価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年2月におけるコーヒー豆の消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より1.0ポイント上昇し139.1。前月との比較では3.5ポイント上昇。上がったのは4ケ月ぶり。

最大値・・・142(2023年10月)
最小値・・・97.4(2018年10月)
平均値・・・110.3
標準偏差・・13.62

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のコーヒー豆の地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のコーヒー豆の値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年2月日本地図でみる都道府県別のコーヒー豆の値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のコーヒー豆の表のから2024年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とコーヒー豆の価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のコーヒー豆の値段・価格と2024年2月の安値ランキング

2024年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のコーヒー豆の値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

47都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は188円。標準偏差は12円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は6.4%。コーヒー豆の変動係数をその他の品目と比較したところ、コーヒー豆は地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注3)。

コーヒー豆の前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は18。同様に、下落した都市の数は8、変化のない都市の数は21となりました。
47都市の中でコーヒー豆の値段が最も安い都市のランキング第1位は163円[単位:100g]の名古屋市、次いで165円の前橋市、166円の長野市の順です。同様に、コーヒー豆の値段が最も高い都市は224円の福島市。また、最も高い福島市と最も安い名古屋市との価格差は61円となっています。

コーヒー豆の価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年2月 2024年1月 2024年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2023年2月	2024年1月	2024年2月	ランキング (安値順)
札幌市	192	185	178	7
青森市	169	184	184	15
盛岡市	180	167	192	32
仙台市	170	188	188	25
秋田市	179	172	179	8
山形市	173	173	192	32
福島市	231	206	224	46
水戸市	200	224	224	46
宇都宮市	184	182	188	25
前橋市	184	160	165	2
さいたま市	177	157	185	19
千葉市	174	185	185	19
東京都区部	183	176	185	19
横浜市	179	177	179	8
新潟市	173	178	173	4
富山市	192	190	190	30
金沢市	181	187	200	42
福井市	208	198	198	41
甲府市	189	189	189	29
長野市	166	166	166	3
岐阜市	173	181	181	11
静岡市	188	185	185	19
名古屋市	198	173	163	1
津市	169	184	181	11
大津市	184	184	184	15
京都市	168	166	192	32
大阪市	186	181	181	11
神戸市	180	182	182	14
奈良市	184	176	192	32
和歌山市	177	186	177	5
鳥取市	184	192	192	32
松江市	184	192	192	32
岡山市	184	188	192	32
広島市	188	192	192	32
山口市	192	165	177	5
徳島市	177	188	213	45
高松市	176	184	184	15
松山市	180	192	180	10
高知市	177	192	185	19
福岡市	198	175	191	31
佐賀市	175	186	186	24
長崎市	180	184	184	15
熊本市	180	183	188	25
大分市	208	211	211	44
宮崎市	182	200	200	42
鹿児島市	184	171	192	32
那覇市	192	192	188	25

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。