いかの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年2月におけるいかの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より8.7ポイント上昇し140.2。前月との比較では8.3ポイント低下。下がったのは2ケ月ぶり。

最大値・・・148.5(2024年1月)
最小値・・・62.6(2016年1月)
平均値・・・102.9
標準偏差・・18.58

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のいかの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のいかの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年2月日本地図でみる都道府県別のいかの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のいかの表のから2024年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。色のない都道府県については値段が公表されていないことを意味します。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名といかの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のいかの値段・価格と2024年2月の安値ランキング

2024年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のいかの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

74都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は231円。標準偏差は51円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は22.1%。いかの変動係数をその他の品目と比較すると、いかは地域差の大きい品目であることがわかります。(表下・注3)。

いかの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は28。同様に、下落した都市の数は43、変化のない都市の数は0となりました。
74都市の中でいかの値段が最も安い都市のランキング第1位は112円[単位:100g]の那覇市、次いで140円の鳥取市、151円の八戸市の順です。同様に、いかの値段が最も高い都市は396円の佐賀市、次いで371円の長崎市、349円の甲府市の順です。また、最も高い佐賀市と最も安い那覇市との価格差は284円となっています。

いかの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年2月 2024年1月 2024年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2023年2月	2024年1月	2024年2月	ランキング (安値順)
札幌市	246	285	293	66
函館市	287	-	210	26
旭川市	266	315	323	71
青森市	140	193	211	28
盛岡市	201	228	234	44
仙台市	228	254	238	46
八戸市	100	246	151	3
秋田市	-	217	210	26
山形市	195	227	197	17
福島市	216	240	233	43
郡山市	199	211	194	15
水戸市	162	182	180	10
日立市	152	230	231	42
宇都宮市	221	262	287	65
小山市	223	228	223	37
前橋市	221	262	230	40
さいたま市	200	259	219	33
熊谷市	172	210	185	14
所沢市	262	262	161	5
千葉市	197	264	255	52
佐倉市	170	235	199	20
浦安市	193	350	256	53
東京都区部	206	257	243	49
八王子市	236	248	246	50
立川市	219	246	207	24
府中市	175	239	218	32
横浜市	173	235	230	40
川崎市	202	245	208	25
相模原市	307	327	271	61
横須賀市	148	209	171	8
富山市	200	231	213	29
金沢市	178	233	234	44
福井市	-	191	158	4
甲府市	241	317	349	72
岐阜市	171	231	219	33
静岡市	231	261	258	54
浜松市	197	257	238	46
富士市	217	224	259	56
名古屋市	200	227	262	57
岡崎市	237	212	297	68
津市	225	225	219	33
大津市	179	193	248	51
京都市	212	268	201	21
大阪市	207	190	173	9
堺市	207	214	224	38
枚方市	176	180	221	36
東大阪市	194	183	227	39
神戸市	188	201	194	15
姫路市	225	231	240	48
伊丹市	197	215	216	31
奈良市	175	211	206	23
和歌山市	216	301	296	67
鳥取市	145	123	140	2
松江市	245	250	283	64
岡山市	236	242	270	60
広島市	194	224	181	12
福山市	146	160	167	6
山口市	299	300	264	58
宇部市	293	241	277	63
徳島市	222	-	170	7
高松市	197	-	180	10
松山市	209	187	198	18
今治市	208	179	213	29
高知市	203	199	182	13
福岡市	312	370	313	70
北九州市	374	285	276	62
佐賀市	179	210	396	74
長崎市	394	337	371	73
佐世保市	260	276	268	59
熊本市	207	201	198	18
大分市	287	307	308	69
宮崎市	180	277	258	54
鹿児島市	229	322	205	22
那覇市	103	111	112	1

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。