カレーパンの価格の推移

3. 年次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2020年を100とした指数でみると2023年におけるカレーパンの消費者物価指数（CPI全国年次）は前年比8.0%増の119.1。2年連続の増加。2005年以降で当年が最大。

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のカレーパンの値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のカレーパンの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2023年日本地図でみる都道府県別のカレーパンの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、上記のカレーパンの表のから2023年における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とカレーパンの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のカレーパンの値段・価格と2023年の安値ランキング

2023年(表下・注1)の小売物価統計調査(表下・注2)による都市別のカレーパンの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注3)は116円。標準偏差は11円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は8.3%。カレーパンの変動係数をその他の品目と比較したところ、カレーパンは地域差の小さい品目であることがわかりました。(表下・注4)。

カレーパンの前年との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は76。同様に、下落した都市の数は3、変化のない都市の数は2となりました。
2023年において、81都市の中でカレーパンの値段が最も安い都市のランキング第1位は96円[単位:100g]の富士市、次いで100円の八戸市、102円の佐倉市の順です。同様に、カレーパンの値段が最も高い都市は170円の那覇市、次いで154円の今治市、139円の佐世保市の順です。また、最も高い那覇市と最も安い富士市との価格差は74円となっています。

カレーパンの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2021年 2022年 2023年ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2021年	2022年	2023年	ランキング (安値順)
札幌市	99	107	123	66
函館市	89	103	107	11
旭川市	117	126	131	76
青森市	98	108	109	19
盛岡市	99	100	109	19
仙台市	93	108	115	44
八戸市	105	101	100	2
秋田市	88	107	113	35
山形市	93	110	118	56
福島市	103	113	123	66
郡山市	92	105	115	44
水戸市	92	102	113	35
日立市	92	100	111	27
宇都宮市	98	108	114	40
小山市	89	98	103	4
前橋市	91	105	111	27
さいたま市	96	103	109	19
熊谷市	92	110	113	35
川口市	97	106	113	35
所沢市	95	106	112	32
千葉市	97	112	118	56
佐倉市	90	96	102	3
浦安市	102	108	116	48
東京都区部	99	109	119	59
八王子市	93	104	108	15
立川市	90	107	115	44
府中市	101	113	119	59
横浜市	105	111	121	63
川崎市	109	116	116	48
相模原市	89	98	110	24
横須賀市	94	103	108	15
新潟市	87	103	111	27
長岡市	85	95	103	4
富山市	90	97	103	4
金沢市	94	104	107	11
福井市	101	114	129	75
甲府市	98	117	127	73
長野市	91	104	114	40
松本市	99	102	116	48
岐阜市	96	105	112	32
静岡市	89	100	116	48
浜松市	91	106	119	59
富士市	90	97	96	1
名古屋市	98	106	113	35
岡崎市	92	102	104	8
津市	101	117	114	40
松阪市	96	101	107	11
大津市	92	96	106	10
京都市	93	105	115	44
大阪市	93	107	118	56
堺市	90	105	111	27
枚方市	93	99	111	27
東大阪市	99	114	124	70
神戸市	93	104	112	32
姫路市	89	101	108	15
西宮市	97	104	109	19
伊丹市	91	100	104	8
奈良市	88	101	108	15
和歌山市	105	125	133	77
鳥取市	90	98	103	4
松江市	103	122	134	78
岡山市	116	114	122	64
広島市	102	109	114	40
福山市	100	110	116	48
山口市	119	120	127	73
宇部市	117	122	126	71
徳島市	95	106	123	66
高松市	93	104	122	64
松山市	96	106	107	11
今治市	122	147	154	80
高知市	104	106	117	53
福岡市	98	107	117	53
北九州市	103	114	120	62
佐賀市	92	110	123	66
長崎市	103	109	110	24
佐世保市	97	125	139	79
熊本市	93	99	109	19
大分市	91	105	117	53
宮崎市	105	114	126	71
鹿児島市	102	110	110	24
那覇市	145	158	170	81

データ出所:小売物価統計(総務省)
年次の価格は、公表されている月次データの数値からGD Freak!が平均値を計算したものです。
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。