あんパンの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年2月におけるあんパンの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より5.3ポイント上昇し119.4。前月との比較では0.2ポイント低下。下がったのは2ケ月連続。

最大値・・・121.3(2023年12月)
最小値・・・94.7(2016年6月)
平均値・・・102.1
標準偏差・・7.72

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のあんパンの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のあんパンの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年2月日本地図でみる都道府県別のあんパンの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のあんパンの表のから2024年2月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とあんパンの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のあんパンの値段・価格と2024年2月の安値ランキング

2024年2月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のあんパンの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は105円。標準偏差は11円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は10.5%。あんパンの変動係数をその他の品目と比較した結果、あんパンの価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

あんパンの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は35。同様に、下落した都市の数は27、変化のない都市の数は19となりました。
81都市の中であんパンの値段が最も安い都市のランキング第1位は78円[単位:100g]の長岡市、次いで86円の岡崎市、88円の松山市の順です。同様に、あんパンの値段が最も高い都市は145円の那覇市、次いで134円の今治市、130円の山口市の順です。また、最も高い那覇市と最も安い長岡市との価格差は67円となっています。

あんパンの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年2月 2024年1月 2024年2月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2023年2月	2024年1月	2024年2月	ランキング (安値順)
札幌市	107	99	100	26
函館市	94	86	104	41
旭川市	102	95	95	11
青森市	91	104	103	37
盛岡市	106	103	100	26
仙台市	90	102	98	18
八戸市	90	103	103	37
秋田市	93	98	102	32
山形市	101	112	106	51
福島市	103	109	103	37
郡山市	93	105	105	45
水戸市	100	104	104	41
日立市	98	103	105	45
宇都宮市	109	119	116	69
小山市	83	87	92	6
前橋市	92	95	91	5
さいたま市	123	117	119	72
熊谷市	98	102	101	29
川口市	106	98	128	78
所沢市	101	110	105	45
千葉市	98	98	96	13
佐倉市	88	93	94	10
浦安市	108	94	96	13
東京都区部	113	124	124	75
八王子市	101	111	111	63
立川市	102	129	118	71
府中市	112	107	107	54
横浜市	106	115	112	65
川崎市	112	105	104	41
相模原市	112	124	124	75
横須賀市	92	100	101	29
新潟市	96	90	92	6
長岡市	84	78	78	1
富山市	98	104	104	41
金沢市	99	104	109	57
福井市	99	92	97	17
甲府市	97	106	109	57
長野市	94	99	96	13
松本市	98	104	96	13
岐阜市	91	94	98	18
静岡市	96	103	102	32
浜松市	94	102	99	24
富士市	90	102	98	18
名古屋市	94	93	90	4
岡崎市	87	86	86	2
津市	96	96	98	18
松阪市	99	109	111	63
大津市	99	107	106	51
京都市	103	112	114	68
大阪市	101	101	102	32
堺市	109	107	100	26
枚方市	98	101	103	37
東大阪市	117	118	120	73
神戸市	91	95	105	45
姫路市	91	105	105	45
西宮市	96	97	95	11
伊丹市	88	98	106	51
奈良市	100	100	109	57
和歌山市	111	118	121	74
鳥取市	100	94	92	6
松江市	116	125	125	77
岡山市	102	104	105	45
広島市	100	93	98	18
福山市	99	100	101	29
山口市	118	130	130	79
宇部市	103	104	102	32
徳島市	99	105	107	54
高松市	104	100	102	32
松山市	88	88	88	3
今治市	137	135	134	80
高知市	92	93	92	6
福岡市	101	109	109	57
北九州市	103	108	109	57
佐賀市	101	105	110	62
長崎市	101	107	107	54
佐世保市	95	100	98	18
熊本市	96	98	99	24
大分市	106	98	113	67
宮崎市	107	116	116	69
鹿児島市	107	112	112	65
那覇市	128	143	145	81

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。