国民経済計算(四半期別GDP速報)

名称

国民経済計算(四半期別GDP速報) 英名:Quarterly Estimates of GDP


作成機関(出所)

内閣府国民経済計算部


作成・公表周期

当該四半期終了後から1ヶ月と2週間程度後に1次速報、さらにその約1ヶ月後に2次速報が公表される。


概要

四半期別GDP速報は、一国全体のマクロ経済の状況を明らかにする国民経済計算(SNA)のうち、支出系列及び雇用者報酬について毎四半期毎に公表し、景気判断等を行うための基礎資料である。

※上記の記載内容は、作成機関の公表内容をもとにGD Freakが独自に作成したものであり、完全に正確であることを保証するものではありません。

GD Freakでは・・・

GD Freakでは、公表されている資料のうち、暦年、四半期原系列、四半期季節調整系列をグラフにしています。年度データはグラフにしてません(ごめんなさい)。


GD Freak的簡単な解説・・・

GDPとは、国内総生産です。で、国内総生産とは、ある国の領土内で生産された総付加価値(粗付加価値)です。で、付加価値とは、産出額(国内生産額)から中間投入額を控除(引き算)したものです。・・・最後のところがよくわかないかもしれませんが、ざっくり言えば粗利です。企業は、この粗利から従業員に給料を払ったり、税金を払ったりしています。国内の粗利をぜーんぶ集計したものがGDPです。・・・あと「総」というのは単に合計という意味ではなく、粗利(≒付加価値)の中に「固定資本減耗」というものが含まれていることを意味します。要するに総付加価値は、

☆ 総付加価値 = 雇用者報酬 + 営業余剰・混合所得 + 固定資本減耗 + 生産・輸入品に課される税 - 補助金

です。・・・「でも、グラフをみると民間消費、民間企業設備、輸出、輸入とか出てきとるやんけ。なんのこっちゃ。」と思われる方もいると思います。実は上の式の中の雇用者報酬は、四半期別GDP速報でも公表されていますが、それ以外の項目は公表されていません。なぜかというと、この式の中にある雇用者報酬以外の項目を、産業別に、しかも四半期ごとに推計するのはするのはとても難しい(たぶん、日本の場合、産業別に営業余剰・混合所得を推計するのが難しい・・・)のです(英国や中国の四半期GDPでは、総付加価値を産業別に推計して公表しています)。で、どうするのかというと、

☆ 総付加価値 = 最終需要計

☆ 最終需要計 = 民間最終消費支出 + 総固定資本形成 + 政府最終消費支出 + 在庫増加 + 輸出 - 輸入

という関係をつかって、需要側(支出側)の数値を積み上げて、間接的に総付加価値の大きさを測定します。なぜ、総付加価値 = 最終需要計という2面等価が成り立つのかについては、産業連関表等を勉強して頂くほかないのですが、簡単にいうと・・・・ということになんです(そのうち、・・・・部分のは書きます)。ともかく、総付加価値 = 最終需要計という関係が成り立ちます。ところが、このGDP速報を見る際に厄介なのが、最終需要の項目にある輸入です。もし、輸入品がなければ、最終需要にある項目は、すべて国内製の財・サービスにより賄われることになるので、これらの最終需要すべてが付加価値を誘発することになります。でも、実際には輸入があります。そうすると、最終需要の中にはいろいろな形で輸入品が紛れ込むことになります(製品の原材料として輸入品を使用することもありますし、食料のようにそのまま最終製品として需要されることもあります・・・・)。

つまり、四半期別GDP速報を見るにあたり、我々が理解しておくべきは、総付加価値 = 最終需要計という関係は厳密に成立しているが、輸入増加が顕著な状況下において、総固定資本形成や輸出の増加が、直ちに付加価値の増加に結びついているかどうかはわからない、ということです(現在の日本のように実質経済成長率が高くても2%(年率)程度(金額換算で10兆円程度)なのに対し、実質輸入の増加率が2011~2013年で5%超(金額換算で3兆円程度)となっている状況下ではなおさらです)。要するに、実質GDPの成長率の需要項目別の寄与度のグラフで○○の寄与度は××%となっていても、これは、○○の最終需要計に対する寄与度であって、それは必ずしも付加価値の誘発・創出に対する寄与度ではないということです。・・・などと書きましたがGDP速報のグラフが意味ないと言っているわけではありません。国民経済計算で公表されているデータには興味深いものが沢山あります。・・・ほとんど解説になりませんでした。ごめんなさい。このへんで止めておきます。・・・グラフを見てください。


GD Freakよりお知らせ事項・・・

寄与度を使ったグラフをたくさん作成しました。作成に用いた計算式はこちらでご確認ください。ただし、四半期の実質GDP成長率の需要項目別の寄与度については、GD Freakでは公表されている値を再現することができませんでしたので、公表値をそのまま(小数点1桁表示)用いています。また、価格関連の寄与度、形態別の寄与度の数値については、公表数値を用いてGD Freakが独自に計算したもので公表されているものではありませんので、ご利用にあたってはこの点について十分にご留意ください。



2017年7-9月期GDP1次速報 作成日 2017年11月15日

四半期季節調整系列のグラフへのリンク

ファイル名

グラフ名

四半期季節調整系列_GDP名目GDP、実質GDP、GDPデフレーターの推移(季節調整系列)
名目GDP前期比成長率(季節調整系列)の要因分解(価格要因と数量要因)
実質GDP前期比成長率(季節調整系列)と需要項目別寄与度
実質GDP前期比成長率(季節調整系列)と需要項目別寄与度:数値テーブル
GDPデフレーター前期比変化率(季節調整系列)と需要項目別寄与度
GDPデフレーター前期比変化率(季節調整系列)と需要項目別寄与度:数値テーブル
四半期季節調整系列_国内家計最終消費支出名目及び実質国内家計最終消費支出とデフレーターの推移(季節調整系列)
名目国内家計最終消費支出(季節調整系列)の前期比増加率の要因分解(価格要因と数量要因)
実質国内家計最終消費支出(季節調整系列)の前期比増加率と形態別寄与度
実質国内家計最終消費支出(季節調整系列)の前期比増加率と形態別寄与度:数値テーブル
国内家計最終消費支出デフレーター(季節調整系列)の前期比変化率と形態別寄与度
国内家計最終消費支出デフレーター(季節調整系列)の前期比変化率と形態別寄与度:数値テーブル
四半期季節調整系列_総固定資本形成名目及び実質総固定資本形成とデフレーターの推移(季節調整系列)
名目総固定資本形成(季節調整系列)の前期比増加率の要因分解(価格要因と数量要因)
実質総固定資本形成(季節調整系列)の前期比増加率と形態別寄与度
実質総固定資本形成(季節調整系列)の前期比増加率と形態別別寄与度:数値テーブル
総固定資本形成デフレーター(季節調整系列)の前期比変化率と形態別寄与度
総固定資本形成デフレーター(季節調整系列)の前期比変化率と形態別寄与度:数値テーブル
四半期季節調整系列_輸出入名目の輸出、輸入、純輸出の推移(季節調整系列) (年換算値)
名目輸出(財)、実質輸出(財)、デフレーターの推移(季節調整系列)(年換算値)
名目輸出(財)の前期比増加率の要因分解(価格要因と数量要因)
名目及び実質輸入(財)とデフレーターの推移(季節調整系列)
名目輸入(財)の前期比増加率の要因分解(価格要因と数量要因)
四半期季節調整系列_雇用者報酬名目雇用者報酬(季節調整)と雇用者数(季節調整)の推移
名目雇用者報酬(季節調整)の前期比増加率の要因分解

四半期原系列のグラフへのリンク

ファイル名

グラフ名

四半期原系列_GDP名目GDP、実質GDP、GDPデフレーターの推移(原系列)
名目GDP前年同期比成長率(原系列)の要因分解(価格要因と数量要因)
実質GDP前年同期比成長率(原系列)と需要項目別寄与度
実質GDP前年同期比成長率(原系列)と需要項目別寄与度:数値テーブル
GDPデフレーター前年同期比変化率(原系列)と需要項目別寄与度
GDPデフレーター前年同期比変化率(原系列)と需要項目別寄与度:数値テーブル
四半期原系列_国内家計最終消費支出名目及び実質国内家計最終消費支出とデフレーターの推移(原系列)
名目国内家計最終消費支出(原系列)の前年同期比増加率の要因分解(価格要因と数量要因)
実質国内家計最終消費支出(原系列)の前年同期比増加率と形態別寄与度
実質国内家計最終消費支出(原系列)の前年同期比増加率と形態別寄与度:数値テーブル
国内家計最終消費支出デフレーター(原系列)の前年同期比変化率と形態別寄与度
国内家計最終消費支出デフレーター(原系列)の前年同期比変化率と形態別寄与度:数値テーブル
四半期原系列_総固定資本形成名目及び実質総固定資本形成とデフレーターの推移(原系列)
名目総固定資本形成(原系列)の前年同期比増加率の要因分解(価格要因と数量要因)
実質総固定資本形成(季節調整系列)の前年同期比増加率と形態別寄与度
実質総固定資本形成(原系列)の前年同期比増加率と形態別寄与度:数値テーブル
総固定資本形成デフレーター(原系列)の前年同期比変化率と形態別寄与度
総固定資本形成デフレーター(原系列)の前年同期比変化率と形態別寄与度:数値テーブル
四半期原系列_輸出入名目の輸出、輸入、純輸出の推移(原系列)
名目輸出(財)、実質輸出(財)、デフレーターの推移(原系列)
名目輸出(財)の前年同期比増加率の要因分解(価格要因と数量要因)
名目及び実質輸入(財)とデフレーターの推移(原系列)
名目輸入(財)の前年同期比増加率の要因分解(価格要因と数量要因)
四半期原系列_雇用者報酬名目雇用者報酬(原系列)と雇用者数(原系列)の推移
名目雇用者報酬(原系列)の前年同期比増加率の要因分解

暦年系列のグラフへのリンク

ファイル名

グラフ名

暦年系列_GDP名目GDP、実質GDP、GDPデフレーターの推移
2013年名目GDE(=GDP)の最終需要構成
名目GDP成長率の要因分解(価格要因と数量要因)
実質GDP成長率に対する寄与度(需要項目別)
実質GDP成長率に対する寄与度(需要項目別要因):数値テーブル
GDPデフレーター変化率に対する寄与度(需要項目別要因)
GDPデフレーター変化率の要因分解(需要項目別要因):数値テーブル
暦年系列_国内家計最終消費支出名目及び実質国内家計最終消費支出とデフレーターの推移
2013年名目国内家計最終消費支出の構成
名目国内家計最終消費支出の形態別構成割合の推移
名目国内家計最終消費支出の増加率の要因分解(価格要因と数量要因)
実質国内家計最終消費支出増加率に対する形態別寄与度
実質国内家計最終消費支出増加率に対する形態別寄与度:数値テーブル
国内家計最終消費支出デフレーター変化率に対する形態別寄与度
国内家計最終消費支出デフレーター変化率に対する形態別寄与度:数値テーブル
暦年系列_総固定資本形成名目及び実質総固定資本形成とデフレーターの推移
2013年名目総固定資本形成の構成
名目総固定資本形成の形態別構成割合の推移
名目総固定資本形成の増加率の要因分解(価格要因と数量要因)
実質総固定資本形成増加率に対する形態別寄与度
実質総固定資本形成増加率に対する形態別寄与度:数値テーブル
総固定資本形成デフレーター変化率に対する形態別寄与度
国内家計最終消費支出デフレーター変化率に対する形態別寄与度:数値テーブル
暦年系列_輸出入名目の純輸出、輸出、輸入の推移
名目輸出の財・サービス別の推移
名目輸入の財・サービス別の推移
名目輸出(財)、実質輸出(財)、デフレーターの推移
名目輸出(財)の増加率の要因分解(価格要因と数量要因)
名目及び実質輸入(財)とデフレーターの推移
名目輸入(財)の増加率の要因分解(価格要因と数量要因)
暦年系列_雇用者報酬名目雇用者報酬と労働分配率の推移
名目雇用者一人あたり報酬と雇用者数の推移
名目雇用者報酬増加率の要因分解